○はじめに
10年スパンで、個人的にこいつあすげえと思う曲を30曲あげていく、というかんじのやつです。歌手やバンド単位では、こういうのしたことはあるけど、時代単位ではやったことないな、と思い。
個人的に、90年代って、ギリ物心つくかどうかの時期なので、あとから聴いてなんか知ってるなと思う曲はありつつも、基本的にはCDTVライブラリー(昔のCDTVのコーナー。過去のチャートを振り返るような内容)や音楽特番での後追いが知ったきっかけの歌手の方が多い時代かもです。
1名義につき1曲。また、ランキング形式ではなく、リリース順です(ランキングにすると何日経っても完成しなさそうなので...)。
THE WORLD TOWER 世界塔よ永遠に / Flipper's Guitar (1991)
権利関係の問題で、サブスクで聴けるようになることは今後まずないであろうアルバムを締める楽曲。凄まじい情報量が圧巻。
音楽的な部分でも語るところがありまくる楽曲なのだけど、そういったことについては、詳しい方がインターネットに沢山いらっしゃるのもありますし、そもそも私のにわか知識では書けることがなく...。
とにかく大好きな曲であるのはもう相違ないです。
プール / スピッツ (1991)
スピッツ2枚目のフルアルバムの収録曲。ジャケットは、ほんのりサイケデリックさを感じさせる猫ちゃん。かわいい。
スピッツは数多名曲がありますので、これ!というような曲を選ぶのは非常に難儀なのですが、今の気分だとこれ。
セックスをこんなに美しい歌詞で喩えられたら、もう...。
私がオバさんになっても / 森高千里 (1992)
近年では、その若々しさが話題になることも多い、森高千里の代表曲。
これはもう、歌詞です、歌詞がめちゃめちゃすごいです。唯一無二。
また、サウンド自体はザ・アーリー90's(そんなにコテコテではないけども)なのに、今の時代になってもあまりエグさを感じず聴けるのは、きっとメロディーが良いからなのだろうな、と思います、ホントに良い曲です。
RUN / B'z (1992)
周年などの節目のライブでは必ず演奏される1曲。
メンバー、スタッフ、そしてファンとの関係性や、B'z自身の意思を綴った歌詞は感涙もの。
サビメロをなぞる、良い意味でクサいギターリフが暑苦しくて最高です。
世界中の誰よりきっと / 中山美穂 & WANDS (1992)
連名ではありつつも、バックバンド感がかなり強いWANDSが印象的にも残る、コラボレーションシングル。
織田哲郎さんの作曲した中でも、もっともエバーグリーンさを感じるメロディーがめちゃめちゃ好きです。なんでそう思うのかはよくわからないのだけど。小学生時分にハマって聴いていたビーイングの曲の中でも、唯一、大人になってからの方が好きな曲だからなのかもしれないです。
WE GOTTA POWER / 影山ヒロノブ (1993)
超有名アニメ『ドラゴンボールZ』の2代目のオープニングテーマ。自分は、圧倒的後追い世代で、2000年代前半にアニマックスで観ました。
当時は、小学生ながら、あまりにちょけすぎている歌詞が好きじゃなかったのですが、大人になってくるにつれて、謎の勢いがツボにハマりはじめ、どんどん好きになってきてます。
好きなバンドマンが、ニコ動にバンドでコピーした動画をあげていたというのも好きになってきた理由にあると思います。
聴けば聴くほど、ヘンテコな曲で最高...。
SCANDALOUS BLUE / access (1994)
紅白歌合戦でも披露されたヒット曲。
今曲は、キラキラしたイントロに反して、歌詞が背徳的なところがかなりグッときます。サビのメロディーも感情的で良い。
90年代的な打ち込みサウンドを楽しみたいと思ったときに真っ先に聴く曲です。
Hello, Again ~昔からある場所~ / My Little Lover (1995)
Mr.Childrenのプロデュースで名をはせた小林武史と、現在はロックバンドThe Birthdayで活躍する藤井謙二が共作で作り上げた楽曲。
この曲を聴いているとめちゃめちゃノスタルジックな気持ちになるのはakkoさんの歌声なんでしょうか。バンドサウンド主体でのアレンジながらも地味さをまったく感じさせないのは、メロディーの強さだけでなく、アレンジの妙でもあると思います。
Same Side / WANDS (1995)
WANDS(というより、Vo.上杉)が、より衝動的なロックサウンドを目指し始めた時期にリリースされた楽曲。
ノイジーかつ、静と動のコントラストが目立つ様は、さながらグランジ(このグループ、Key.いるんだけど、最早全く鳴っていないような...)。
紆余曲折あってビーイングを離脱した後に結成されたal.ni.coはホントにカッコイイんだけどあまりに振り切っちゃってるのもあって、この時期のWANDSでのアルバムを聴きたかったなと未だに思います。
愛の言霊 ~Spiritual Message~ / サザンオールスターズ (1996)
ミリオンセールスを記録した大ヒット曲。
後追いでも、この曲、そんなに売れてるの!?って思っちゃうような、攻めまくったアレンジが印象的な楽曲。ヒップホップがベースではあると思うんですが、それだけに留まらないアイデアが数々内包されていて、異様な中毒性。
楽園 / THE YELLOW MONKEY (1996)
古巣トライアドから移籍した後にリリースされたシングル。
アリーナやドーム、スタジアムまで見据えたようなスケール感がめちゃめちゃカッコイイ。
個人的には、小学生の時、『BURN』、『LOVE LOVE SHOW』の次あたりに手に取ったイエモンのCDだったのもあり、思い入れが結構強いかもです。
Soul Station / 稲葉浩志 (1997)
ソロ名義でリリースした初のオリジナルアルバムの収録曲。
『波』や『冷血』とも悩みましたが、今回はこれ。なまなましい内面とそれに付随する生活を著した歌詞が非常に内省的です(だからこそ、自分は自分自身にしか救えないというメッセージが力強く響きます)。静謐さを感じさせるサウンドもB'zでは聴けない雰囲気。
ESCAPE / MOON CHILD (1997)
彼らのディスコグラフィーの中でも、飛びぬけたセールスを誇る楽曲。
ダークながらも疾走感のあるサウンドがグッド。ギター2本の絡みも絶妙。
MOON CHILDは大方の人と同じく、この曲で入ったクチなので、他のシングル曲聴いたときに、思ったよりポップだなと思ったりしました。
虹 / L'Arc~en~Ciel (1997)
不祥事による活動休止明けにリリースされ、現在でも大切に演奏されている1曲。
アルペジオのギターリフとかCメロ以降の曲展開とか、PVとか好きなところは沢山あるのですが、もっとも良いなと思うのは曲がメジャーコードで終わるところ。
もう一生好きなんじゃないだろうか、この曲...。
赤いタンバリン / Blankey Jet City (1998)
ブランキー12枚目のシングル。
爽快なロックンロールサウンドが最高。後半、突然転調するのも印象的です。
ベンジーの娘さんについて書かれた歌詞という考察をどこかで読んで、とてもしっくり来た記憶があります。
MARIA / 黒夢 (1998)
無期限の活動停止前、最後にリリースされたシングル。
スカ調のカッティングが印象的な楽曲。MARIAに滔々と語りかける歌詞からは、バンド活動のなかで生まれた苦悩や葛藤が感じられます。
アルバムではリミックスが為されていますが、そちらはよりヘヴィなサウンド。
STORM / LUNA SEA (1998)
活動休止明け、最初のシングル。
LUNA SEAらしい疾走感はそのままに、熱さよりもクールさを感じさせるようなバンドサウンドが非常にカッコイイです。
There will be love there -愛のある場所- / the brilliant green (1998)
ドラマ主題歌に起用され、大ヒットを記録した2ndシングル。
UKロックど真ん中の演奏と、けだるげな歌唱、日本人らしい繊細なメロディーが組み合わさった名曲。
ブリグリは、後にこういったシングルをいくつもリリースしていますが、どれもなかなかどうして好きな曲ばかりです。
歌舞伎町の女王 / 椎名林檎 (1998)
未だに大きな影響力を誇る、椎名林檎の2ndシングル。
上のブリグリとローテーションするかたちで、親の車で流れていたのが知ったきっかけ。子どもだったのであまりよくわかってないながらも、なんか壮絶な歌詞だな...と思っていた記憶があります。
終わりなき旅 / Mr.Children (1998)
活動休止を経てリリースされた『ニシエヒガシエ』に続くシングル。ミスチルのシングルとしては現時点で最後のミリオンヒット。
受験期とか人間関係で悩んでいた時期とかに、この曲の歌詞には、ホントに励まされました。歌詞に自分を重ねることってほぼないので、この曲は例外中の例外だったのかも。
豪快なギターリフを筆頭に、力強いバンドサウンドは好みのど真ん中。
なにしてんの / SURFACE (1999)
ドラマ主題歌にも起用された楽曲。
CDTVきっかけで知った小6くらいからずっと聴き続けているけど、年々歌詞が深く刺さるようになってきてるんですよね...。とくに2番のAメロ...。
タイプ:ワイルド / 松本梨香 (1999)
アニメ『ポケットモンスター』のEDテーマ。
これは、完全に思い出補正ですね...。ポケモン、よく観てたなあ...。最近、アニメの最終回でも流れたらしく、何に対してか、わかる~~って思いました。
この曲聴くと、昔からなんか胸がキュッとなるんですよね。
即死 / ↑THE HIGH-LOWS↓
歌詞がツーカイで好きです。こうありたいよなあ。
Hungry Spider / 槇原敬之 (1999)
薬物での逮捕直前にリリースされたため、未だに何かと議論を呼ぶ楽曲。
槇原さんはベスト盤くらいでの知識しかないのですが、好青年的なイメージとは異なる、妖しい曲調は結構衝撃で、個人的にはこちらの方がハマっている感もあります。
Fly / SMAP (1999)
テンポをグッと落したグルーヴィーなサウンドが特徴的なシングル曲。
この時期のSMAPにはたくさん好きな曲がありますが、この曲のアーティスティックな雰囲気が、なんだか個人的にはかなり好きです。
brave heart / 宮崎歩 (1999)
TVアニメ『デジモンアドベンチャー』の挿入歌。
これも思い出補正ですね...。
余談ですが、中学生の時に、10年後の自分に向けて手紙を書く、という授業があって、何年か前にそのとき書いた手紙が届いたのですが、ヘンな落書きといっしょにこの曲の2番Bメロの歌詞が書かれていました。
風がそよぐ場所 / 小松未歩 (1999)
TVアニメ『モンスターファーム』のOP曲。
ほんのり観てた記憶があるアニメ。なのに、内容をなにも覚えてなくて、この曲だけを覚えてるんですよね。
爽やかな曲調とは裏腹に、歌詞は環境破壊に対する思いが綴られているもので、なかなか印象に残ります。
YOUNG GIRL SEVENTEEN SEXUALLY KNOWING / NUMBER GIRL (1999)
メジャー1枚目のアルバムの収録曲。
夕焼け感、というか、よくわからないけど、聴いているといつも泣きたいような気持ちになってきます。去年末の、ナンバガの解散ライブでも演奏されましたが、ナマだともっとすごかった。
RUSH / the pillows (1999)
16枚目のシングル曲。
ピロウズも好きな曲がいっぱいあるバンドなんですが、今の気分だとこれです。個人的に、聴いてるとバンドをやりたくなってくるピロウズの曲部門で、ダントツの1位。
memories / 大槻真希 (1999)
長寿アニメ『ONE PIECE』の初代EDテーマ。
良い曲だ~~~...。家族で観てたんですよね、たしか。本当に懐かしいです。劇中でも、ここぞというとき、未だに使われているよう。
○感想
こう並べると、90年代後半に偏りまくってますね。生まれる前の曲は、好きだけどピンときにくいってのはありそうです。
あと、やっぱりバンドが好きなんだな、と思いました。カッコイイからね...。
これ以降の年代の曲もちょっとずつやっていこうと思います。
01. THE WORLD TOWER 世界塔よ永遠に / Flipper's Guitar
02. プール / スピッツ
03. 私がオバさんになっても / 森高千里
04. RUN / B'z
05. 世界中の誰よりきっと / 中山美穂 & WANDS
06. WE GOTTA POWER / 影山ヒロノブ
07. SCANDALOUS BLUE / access
08. Hello, Again ~昔からある場所~ / My Little Lover
09. Same Side / WANDS
10. 愛の言霊 ~Spiritual Message~ / サザンオールスターズ
11. 楽園 / THE YELLOW MONKEY
12. Soul Station / 稲葉浩志
13. ESCAPE / MOON CHILD
14. 虹 / L'Arc~en~Ciel
15. 赤いタンバリン / Blankey Jet City
16. MARIA / 黒夢
17. STORM / LUNA SEA
18. There will be love there -愛のある場所- / the brilliant green
19. 歌舞伎町の女王 / 椎名林檎
20. 終わりなき旅 / Mr.Children
21. なにしてんの / SURFACE
22. タイプ:ワイルド/ 松本梨香
23. 即死 / ↑THE HIGH-LOWS↓
24. Hungry Spider / 槇原敬之
25. Fly / SMAP
26. brave heart / 宮崎歩
27. 風がそよぐ場所 / 小松未歩
28. YOUNG GIRL SEVENTEEN SEXUALLY KNOWING / NUMBER GIRL
29. RUSH / the pillows
30. memories / 大槻真希