感想のブログ

⚠ネタバレ有

ここ一週間で印象に残った5曲 (2024年11月第3週版)

ブログの名前を変更。

名を冠してしまっていることで、読んでもらおうとかもらいたいと一切考えず私個人の備忘録として書く(そして、それはそれとして、奥が一誰かの目に留まったときのことは考えて書いています、ここはみんなのインターネットなので...)、というこれまで続けてきたやり方と矛盾してるよなと突然思ってしまったんですね。ほんと、専門ブログでもなんでもないのになんでずっとあの名前だったのか...。かなりすっきりしました。いいのが思いつかないかぎりは、「感想のブログ」ということで行こうと思います。

とはいえ、読み手を意識しないのなら、クローズドなSNSであったり紙の日記帳であったり、でやりゃいいじゃん、というのもあるにはあるんですよね...。それでも敢えてこうして公開型のブログでやってんのは、高校時代他人が書いたブログ記事を読み漁っていてそれが本当に楽しかったからっていう純然たるエゴです。

ブログって、Twitterともエッセイ本ともまた違っていて、ちょうどその真ん中くらいの感じがあるんですよね。とりとめなさすぎず、まとまりすぎず、という塩梅で、その人自身の人生が記されているというか。だから好きってのもあるかもしれません。

 

 

 

416. オーバードライブ / KOTORI

 

今年リリースされたセルフタイトル作のリード曲。

Age FactoryとKOTORIの対バンを観てきたんですが、めちゃめちゃ良くて...。仲がいいことは知っていましたが、こんなに相性がいいとは音源を聴いただけでは思わなかったですね...。お互いの良さを引き立て合っているというか。相乗効果系の対バンって割と初めて観れたかもしれないってくらいです。叩き上げのバンドマンが対バンを好む理由がちょっとわかった気すら。

で、KOTORIが3曲目にやっていたのがこの『オーバードライブ』。「今日もお疲れ様!」という一言とともにはじまって、「汗かいて働いて 疲れるまで笑えれば それだけでいいと思える 僕ら幸せになろう」の歌詞で合唱って、平日のライブハウスだからこそ曲のメッセージが最大限に増幅されていると思えるものでした。これで、じぶんがもっとピュアに人生と向き合えていたのなら、きっとさらに感動していたんだろうなぁ...。

 

 

417. Party night in summer dream / Age Factory

 

2023年リリースの配信シングル。

ライブのセトリでは1曲目に置かれていたのですが、そういった配置であったことで、概ねすべてが横並びくらいだったアルバム『Songs』収録曲の好感度(アルバム単位だと、この曲が突出して好きっていうのが必ずいくつかあるので、『Songs』みたくどの曲も同じくらいの熱量で良いと思ってるというのは、自分の中ではかなり珍しい)が更新されて、この曲が一歩リードする存在として躍り出たという感じがします。

イマドキのヒップホップ的な質感のボーカル加工がこうした爆裂オルタナティブチューンに取り入れられていることで生まれる爆発力というのは、ライブだと尚のこと強烈でした。

 

 

418. Lonely star / Age Factory

 

今年リリースされた5thフルアルバム『Songs』収録曲。

この曲はライブの演出で大きく印象が変わった1曲で、「死んでしまうから」というフレーズの瞬間に照明がピンスポに切り替わったのを見てやっと、歌詞にたいして重めにウェイトが置かれている曲だと気付いたという...。

一部の例外を除いて、敢えて歌詞をこまかく見ないで音楽を聴くというところがありまして、耳にひっかかるものがあって気になった時に初めて検索をかけるんですが、だからこそこうしてライブに行ったときにようやっと歌詞で言わんとしていたことがわかるみたいなこともたびたびあります。

 

 

419. ロードショー / Age Factory

 

2014年にリリースされたEP『手を振る』収録曲。

ライブではアンコールで演奏されたのですが、その迫力に圧倒され...。原曲を聴いたことがなかったので家に帰ってから聴いてみたら、繰り返し演奏されたことで進化してきたということをひしひしと感じさせられました。

あと、ナマで聴くのははじめてだと思っていたんですが、さっき調べたら2019年のパラデジャでやっていたよう。正直全然覚えてない...。知らない曲だったらCD買うなりレンタルするなり若しくはサブスクでチェックするなりしているはずなのに、それもしていないし...。なんか色々と追いついてなかった時期なのかもしれない...。

 

 

420. Azalea / 米津玄師

 

月曜日にリリースされたばかりの新曲。Netflix制作のドラマ『さよならのつづき』主題歌。

欠かさずライブは行くしちゃんとCDも買うし、ということでいまも変わらず米津さんはじぶんのなかでは大きな存在ではありながら、インタビューとか雑誌掲載含むメディア露出とか先々のタイアップ情報に関してはあまりにその量が多いことで正直ここ数年全然頭に入らなくなってしまって、この曲ですらLINEで通知がきてそういえば主題歌に決まっていたな...と思い出したくらいだったのですが、だからこそ、エ~~めちゃめちゃいい曲じゃん!というオドロキが...。イントロの『打上花火』のそれをもっとメロウな方向に進めたようなシンセのフレーズから受ける印象そのままに広がる空気感にノックアウト...。

上で情報を追い切れていない的なことを書いたのですが、それに加えて出る曲出る曲のすべてがじぶんにとってドストライクということもさすがになくなってもいます。ただ、それは米津さん自身が変わり続ける存在であると明言していることで必然的に起こることであると受け入れられていて。もう私個人としては、先日の『がらくた』や『LADY』、『KICK BACK』みたく1年に1曲はこれは!という曲が出ていることや、ツアーに毎回参加できていることだけで大満足ですね...。『LOSER』で好きになってからはや8年。良い距離感に落ちつけたような気がしています。