感想のブログ

⚠ネタバレ有

ここ一週間で印象に残った5曲 (2024年10月第2週版)

 

386. UNDER and OVER / THE ORAL CIGARETTES

 

TVアニメ『来世は他人がいい』OPテーマ。

基本的に、誰のどんな曲も、一発でビビっときて...ということはあんまりなくて、何度も聴いているうちに、というのが殆ど(今年リリースされた曲だと、一発でブッ刺さったのは米津さんの『がらくた』くらい...)なんですが、この曲はアニメのティザーで聴いた時点でこれは来たな...という感覚がありました。その上で、フルもその期待を裏切られることは一切なかったので、率直にスゲーいい曲出してきたなあ、という...。

めちゃめちゃダンサブルなポップナンバーなんですけど、これがぜんぜんガチャガチャしてなくて、むしろアンサンブルは引き算的であるという。『マナーモード』とかみたいな、同じ系譜にあるようなノリを持った曲も過去にはたしかにあったのですが、この『UNDER and OVER』のファンキーなノリは一線を画しているというか、ネクストステージに踏み入れた感じがあります。ぜひともライブで聴いてみたい...。

 

 

387. 傍若のカリスマ / UNISON SQUARE GARDEN

 

TVアニメ『ブルーロック』OPテーマ。

『カオスが極まる』に続いて、2期もユニゾンが担当。ユニゾンアニタイがめちゃめちゃ多いバンドですが、超話題作のアニメ化みたいなのの主題歌をやることは存外少ない感じがしてるので、『ブルーロック』きっかけであらたにファンになった人ってかなり多いんじゃないか?と思っています。

で、肝心の曲。ティザーで聴いたときは、正直「これは...好みの真ん中では無いかも...?」という感じがあったっちゃあったのですが、フルで聴くとやっぱり唸らされるというか、やっぱスゲーなあと思うわけですねえ...。個人的には、2番のサビ頭の歌詞がメロにバチッとハマってるところと、間奏~Cメロ(ここのメロがまたいいんですよね...)~間奏の超絶ドラム、そしてラスサビ途中から入ってくるシンセの音が印象的なポイントです。ライブで聴くと、もっと好きになれるんでしょうね、きっと。

...ただ、今んとこはカップリングの『憂鬱はプリンセス』のがガッツリ好みというのはやっぱりあったり。『スノウリバース』、『ギャクテンサヨナラ』、『空の飛び方』、『over driver』、『さよならサマータイムマシン』、『ラブソングは突然に ~What is the name of that mystery?』、『三月物語』、『mouth to mouse (sent you)』などなど、表題曲よりもカップリングのが好きみたいなのは、ユニゾンではありがちなことなので、今回もそのパターンです。

 

 

388. バースデイズ・イヴ / cinema staff

 

リリースされたばかりのデジタルシングル。

もう、この曲きっかけに、cinema staffに最近めちゃめちゃハマっています...。どこか機械的なギターリフを伴いながら、後半にかけてどんどんとエモーショナルさを増していく展開のカッコ良さたるや。

んでんで、そういったメロとか展開とかに留まらず、この曲、歌詞がめちゃめちゃカッコイイっつー...。歌詞に関して、こういうのに弱い、っていうのがじぶんのなかであるんですけど、この曲の歌詞ってもうその権化...。私はこういうやつにまじで弱いです!! 内容が伴っていることを前提として、使われている単語がカッコイイやつ、というか...。

 

 

389. イルミネーション / B'z

 

NHK朝の連続ドラマ小説『おにぎり』主題歌。

1年以上ぶりの新曲ですが、正直2024年は完全にソロイヤーだと思ってたので、これは嬉しい誤算です...。しかも、去年あたり紅白の時期に噂になってたNHKの朝ドラ主題歌! あれホントやったんか...と思いました。

それはともかく。しっかり朝ドラっぽい曲に仕上げてきてくれた(そういうポップさがある反面、ドラムは笑っちゃうくらいヘビーな音ですが)結果、だいぶ昔の2nd beatとかアルバム曲みたいな質感を持っていて、率直にかな~~り好みのかんじですね...。TAKが書くメロウなメロディーがおれァめちゃめちゃ好きや...。

 

 

390. Same Blue / Ofiicial髭男dism

 

TVアニメ『アオのハコ』OPテーマ。

大型タイアップでの髭男は外さないことに定評が(個人的に)あるのですが、これまたすっげーの持ってきました。ざっくり言うとポップスのメロディーにこんなたくさん変拍子入れたら壊れちゃうよ~って感じの仕上がりなんですが、これが破綻もせず、変拍子ありきという感じにもなっておらず、なんならスケールとエモーショナルさを増す結果になった上で、あまつさえタイアップ先で描かれる青春時代にある学生の揺れる心情を想起させるという...。いや~彼ら、もう年々とんでもないバンドになってないかっていう感じしかないです...。

実際、熱心に追っかけているバンドとは言えないというのにも関わらず、それでも目を離せない、というか、否応にも目を向けさせられてしまう(しかも、ルックスとか売り方とかでなく、シンプルに音楽の凄さで)、というのは、自分の中でもなかなかないパターンだなと思います。