2023/07/02 B'z LIVE-GYM Pleasure 2023 -STARS- @愛媛県武道館

B'zの結成35周年を祝うツアーに参加してきました! 

 

ツアートラック。陰キャなので、記念撮影はせず遠くから撮るだけ...。

 

今回のツアーはアリーナ編とスタジアム編にわかれていて、こちらの愛媛県武道館はアリーナ。スタジアム公演は早くから行けることが決まっていたのですが、アリーナに関しては抽選に負け続け、まったくチケットが取れず...。ラストチャンスの直前販売で勝ち取るために、ひたすらTwitterにかじりつき、結局入手できたのはライブの前々日!なんにせよ、参加できて本当によかった...。

 

この日のライブの舞台となる愛媛県武道館は木造が特徴的な会場。

 

会場の外観。前日が大雨で大変だったのとは対照的にこの日はカンカン照り。

 

個人的には近年のB'zのライブでたびたび訪れている場所ということもあり、四国でのB'zといえば!というイメージも。アクセスがあまり良くなかったり、会場周辺にコンビニすらなくて何もなさすぎる(ライブの日は屋台が出ているので一応ごはんは食べられる)のが難点だったりしますが、もうそこは仕方ないですね...。

 

開演1時間ほど前に現地に到着して入場。先にも述べたように今回は直前販売で入手したチケットということもあり、席はステージサイドの隅の方、かつ、天井席。音は想定よりもずっと良かった(愛媛県武道館自体が音が良いという評判をよく聞く会場ではあるのですが、位置的に音は多少悪いということも全然あるだろうな~と思ってた)のですが、モニターの映像なんかはもうまともに見えないくらいの位置で、ちょっと演出は諦めるほかないなという感じ。とはいえ、なんとこれが意外にも楽しくて。

なぜかというと、ちょっと視線を向けたら客席が丸々見渡せて、声援や合唱なんかが全部聴こえてくるから。アリーナ席なんかにいると意外とわからない、会場の熱気がモロに感じられました。一番うしろの席とか立ち見のところまでみんな手あげて盛り上がってるんだな、とか、バンドはステージからこういう光景を見ているのか、とか...新鮮でかなり良かったです。こういう席だったからこそ、35周年を迎えた還暦前後のバンドがこんなに熱い夜を作り上げていることのスゴさも実感したりして。

 

ライブ自体の感想。

セットリストは、5年前のPleasureで演奏されていなかったヒット曲を軸に構成されているという印象。とくに初期の曲が多くて、どちらかというとポップさが感じられるものだという感じも。

実を言うと、ライブ直前までHINOTORIみたいなセトリが聴きたいな~という気分ではあったのですが、5年越しのPleasureを焼きまわしセトリにしないという心意気は、もうそりゃそうだ!というものですし、なによりめちゃめちゃ楽しかったのでOKです。

前回に引き続き、セトリ入りを果たしたのは『love me, I love you』、『RUN』(かなり前半で演奏されて驚き!)、『恋心 (KOI-GOKORO)』、『イチブトゼンブ』(1番がBallad Version)、『今夜月の見える丘に』、『OCEAN』(日替わり曲)、『ultra soul』、『Pleasure 〇〇 ~人生の快楽~』あたりでしょうか。この辺りはもう欠かせない曲ということですね。

そんな中でのサプライズはなんといっても『夜にふられても』と『GUITAR KIDS RHAPSODY』。長年にわたり、披露される機会がなかった2曲なのですが、ここでついに!稲葉さんがアコギを持って歌う『GUITAR KIDS RHAPSODY』、初期のB'zらしい瑞々しさを感じさせる『夜にふられても』。両曲ともに最高にグッとくるものでした。日替わりというのは非常に惜しい...。とくに『夜にふられても』は、スタジアムではやりそうにない曲ですし...。絶対映像化してほしいです!!!!!!(大事なことなので太字)

その他には、間違いなくハイライトであろう『ultra soul』と『BAD COMMUNICATION』のメドレーがもう盛り上がらざるを得ないものだったこと(とはいえ、歌い出しまでは何がはじまったのかわからなかった。アタイの耳のバカ!)や、今までどちらかというと目立たない存在だった『君の中で踊りたい』がセットリストのピークにあたる曲順で演奏されてめちゃめちゃ盛り上がっていて最高だったことなど、色々と印象的だったことはあるのですが、個人的に『IT'S SHOWTIME!!』が遂に聴けたのが本当に嬉しかった...。この曲、本当に好きなんですよね。「僕に足りないのは!?」 \想像力!!/ 「YES!!」の掛け合いが最高に楽しい...。ツアーのセトリに入るのはかなり久しぶりの模様。毎回やってください...。

MCに関しては、「我々にとっての武道館と言えばここですから」(ニュアンス)という嬉しいものや、なぜか挙手制のメンバー紹介(Keyのケンさんに焼き鳥は塩派かたれ派か、と問われた稲葉さんが「歳をとるごとに塩に...」と答えるくだりあり)、TAK抜きで始まる『有頂天』のセッション(最初の「Yeah!」を言ったあたりでアンプ裏にずっと待機していたTAKが出てきて「Yeah!じゃないよ!」と突っ込むくだりが面白かった。)、「35年も応援してくれて...」というようなMCの途中で噛んでしまうTAK...と、見どころたくさん。『恋心 (KOI-GOKORO)』の振付指南の場面では、観客の少しずつ加速していく手拍子で翻弄されてしまい、ツッコんでしまう稲葉さんの姿も。

Pleasureにかぎらず、どの公演でもしている、こちらが恐縮してしまうほどの丁寧な感謝のMCもありました。個人的には、B'zの人気の理由って、その真摯さにもあると思ってます。

また、メンバー紹介のMCで感じたことなのですが、今のサポメンは雰囲気がフレッシュで良いですよね。ケンさんのグイグイくる感じは楽しいし、清さんは沢山声援があがっているのも納得の風格。YTさんはなかなかワイルドなビジュアルなのにメンバー紹介となると途端にシャイな人柄が明らかになるというギャップがあって、個人的になかなかツボです。

 

長くなってきたので、そろそろまとめ。

ライブ翌日になって、この文章を書いているのですが、まだ全然余韻の中です...。最高のライブでした。昨日からずっと『夜にふられても』を聴いています。いつもいつもB'zのライブは最高です。微妙だったことは一度もないです。きっと、サウンドはロックでありながらも、ライブそのものはあくまでエンターテイメントであるからなんだろうなと思います。

あんなにハードなサウンドなのに、2人がステージ上で見せる人柄はロックと聞いてイメージされるものとは遠くかけはなれたものです。ロックらしい、とがったことは全く言いません。しきりに観客に感謝を伝えます。なのに、ひとたび演奏を始めると最高に熱くてカッコイイ。しかもその演奏が常に研ぎ澄まされ続けている。

だからこそ、35年という長い長い時間を、最前線で走り続けてこれたのだろうな、と、そんなことを改めて実感させられるような夜でした。

9月のスタジアムもとても楽しみです。いや、本当に楽しみだな...。

 

セットリスト
SE. Mars -Instrumental-
01. Dark Rainbow

02. love me, I love you
-MC- 「B'z」のイントネーションについて。「B'zのLIVE-GYMにようこそ!」
03. RUN

04. 夜にふられても
05. 恋心 (KOI-GOKORO)
-MC-
06. イチブトゼンブ

-Bass Solo-
07. NATIVE DANCE
08. 今夜月の見える丘に
-C&R- 稲葉さんはマイクを通さず歌う。
09. Calling

-MC- 「去年のライブは手拍子で感情を表していて...。」→手拍子
10. 太陽のKomachi Angel

11. GUITAR KIDS RHAPSODY
-MC- メンバー紹介~『有頂天』1番だけ演奏
12. LADY NAVIGATION

13. OCEAN
-Keyboard & Guitar Solo-
14. 愛のままにわがままに 僕は君だけを傷つけない
-MC-
15. ultra soul ~ BAD COMMUNICATION ~ ultra soul

16. IT'S SHOWTIME!!
17. 君の中で踊りたい
-MC-
18. 兵、走る

-MC- ツアータイトルの由来→手拍子
en01. STARS
en02. Pleasure 2023 ~人生の快楽~