過去ライブ回顧⑪ 2019 (4/4)

 

 

2019/10/14 フレデリック 「FREDERHYTHM TOUR 2019 〜UMIMOYASU編〜」 @高知キャラバンサライ

フレデリック主催の2マンツアー。対バンは夜の本気ダンス。両バンドともにダンサブルな音楽性を持つバンドということで、始まる前から熱いライブになるであろうことが予想されるものです。

先んじるのは夜ダンで、個人的には2014年のモンバスぶりなのですが、当然ながら当時よりもずっとずっと良いライブ。セトリは完全に新作モードという感じだったのですが、『Fetish』が素晴らしい内容(最高傑作だと思います)だっただけにそれはそうなるとすんなり合点がいくもの。キレキレの鈴鹿さんのMCも含め、メンバーの個々のキャラも立っていて、もしかしたら夜ダンめちゃくちゃ好きかもしれない...いつかワンマンを...と思っていたら、コロナ騒動がはじまってしまい...。無念。

続いて登場したのはフレデリック。フェスなんかではライブを観る機会もちょこちょこあったのですが、長めのセットリストははじめて。パブリックイメージ通りの踊れる曲が勿論中心ではありながら、『NEON PICNIC』→『アウトサイドの海』のような深く潜っていくような流れもあり、バンドとしての奥深さを感じさせられました。

 

 

セットリスト
-夜の本気ダンス-
01. Ain't no magic
02. Sweet Revolution
03. for young
04. HONKI DANCE TIME [BIAS→fuckin' so tired→NAVYBLUE GIRL→Take it back→LIGHT (フレデリック cover)]
05. WHERE?
06. Forever Young
07. TAKE MY HAND

-フレデリック-
01. 飄々とエモーション
02. シンセンス
03. スキライズム
04. Call out (夜の本気ダンス cover)
05. ナイトステップ
06. NEON PICNIC
07. アウトサイドの海
08. オワラセナイト
09. KITAKU BEATS
10. エンドレスメーデー
11. オドループ
12. VISION
en01. 夜にロックを聴いてしまったら
en02. イマジネーション

 

 

 

2019/10/19 KEYTALK × Xの方程式 この空に響け2マン・ラプソディー 〜実に面白いネ @松山WstudioRED

KEYTALKの全国ツーマンツアー。彼らの音楽の幅広さと共鳴するように様々なジャンルのバンドが名を連ねましたが、松山・高知には女王蜂が出演。

WstudioREDにくるのは前年のKEYTALKのライブ以来ですが、アーケード街がすぐ傍にあるため時間つぶしに困らないのが嬉しいハコですね。

先攻は、音源自体はずっと聴いていたものの、ライブを観るのは初めての女王蜂。『十』が素晴らしいアルバムだったので非常に楽しみにしていました。セトリの1曲目は意表を突く『MONSTER DANCE』のカバーで、アヴちゃんの歌声で聴くとまた違った魅力を感じられるという印象も。その後は、間髪入れず一切のMCなしで曲を連打していくという、ひたすらストイックなスタイル(個人的に大好きなやつです)。ダンサブルな楽曲が続く中で、後半披露された、内へ向かっていくような情念のこもった楽曲たちは女王蜂の(そして、アヴちゃんの)アイデンティティを感じさせるような力強いパフォーマンスでした。

そんなライブを観たあとに続くのはKEYTALK。この日ならではの日替わり曲『UNITY』(これKEYTALKで好きな曲の中でも3本の指に入るほどなんですが、この日はぱっと見そんなに盛り上がってないような気がして悲しかった)、『鏡花水月』、『スポットライト』、『ブルーハワイ』を交えたセトリは、外さないいつものKEYTALKという安定感抜群のもの。いつ観ても、楽しいライブをするというのは本当にスゴいことだなと思います。

 

 

セットリスト
-女王蜂-
01. MONSTER DANCE (KEYTALK cover / 1番まで)
02. 火炎
03. 金星 (Short ver.)
04. ヴィーナス
05. 一騎打ち
06. 催眠術
07. 売春
08. DISCO
09. 聖戦
10. あややこやや

-KEYTALK-
01. HELLO WONDERLAND
02. MATSURI BAYASHI
03. BUBBLE-GUM MAGIC
04. Love me
05. ララ・ラプソディー
06. UNITY
07. 鏡花水月
08. スポットライト
09. お祭りセンセーション
10. MONSTER DANCE
en01. ブルーハワイ
en02. 桜花爛漫
en03. Summer Venus

 

 

 

2019/10/20 KEYTALK × Xの方程式 この空に響け2マン・ラプソディー 〜実に面白いネ @高知キャラバンサライ

前日に引き続いて、この日も。しかし、前日とは違い、運転する予定がなかったため、なんと飲酒してからの参加です。

基本、両バンドとも大きく流れに変化はないのですが、女王蜂のセトリに前日は演奏されてなかった代表曲『HALF』、『Introduction』が!まさか、やるとは思っていなかったので非常に嬉しかったです。前述の飲酒の影響もあって踊り狂いました。

そして、KEYTALKが『MONSTER DANCE』を演奏している時、突如アヴちゃんが袖から登場し、一緒に歌唱したのもこの日のサプライズ。関係性の深さが見て取れるようなシーンでしたね。

......いや~、もうちょっと、さすがにこの日ばかりは女王蜂の印象が強すぎると感じるようなライブでした...。スゴかった。

 

 

セットリスト
-女王蜂-
01. MONSTER DANCE (KEYTALK cover / 1番まで)
02. 火炎
03. 金星 (Short ver.)
04. ヴィーナス
05. 催眠術
06. 売春
07. DISCO
08. HALF
09. Introduction
10. あややこやや

-KEYTALK-
01. HELLO WONDERLAND
02. MATSURI BAYASHI
03. BUBBLE-GUM MAGIC
04. Love me
05. ララ・ラプソディー
06. S.H.S.S.
07. ASTRO
08. PASSION
09. お祭りセンセーション
10. MONSTER DANCE w/アヴちゃん
en01. 真夏の衝動
en02. 桜花爛漫
en03. Summer Venus

 

 

 

2019/10/31 ヒトリエ UNKNOWN-TOUR 2018 "Loveless" 特別先行大音響シアター上映会 @なんばパークスシネマ

ライブとはちょっと違いますが。これまでリリースされていなかったライブ映像のリリースとそれに伴う、上映会が行われるということで行ってきました。wowakaがいる時代のライブ演奏を大音量で聴ける機会も今後そうはないだろうと思ったのが動機です。

いざ観ているとやっぱり悲しさはありながらも、しかしライブする姿を(映像と言えども)また観られた嬉しさもありました。MCまでノーカットだったのが本当にありがたかったです。

余談ですが、この日はハロウィンだったということもあって、夜になると仮装集団が街を練り歩いていて、やっぱり都会はスゴいなあと感じましたね。

 

 

 

 

2019/11/04 King Gnu Live Tour 2019 AW @高松festhalle

とくにこれといったリリースは伴わないツアーですが、当時絶賛売り出し中だったということもあって、今年2度目となる全国ツアー。

この日、私は大きな過ちを犯していました。ライブのダブルブッキングです。ユニゾンのFCライブ(高松DIMEという徒歩5分のライブハウスで開催)の日付を誤って認識しており、それを道中気付くという大ポカ...。結果、そこそこの整番のチケットを持っていたものの、ユニゾンも諦められないということで、DIMEで30分だけライブを観てfesthalleにダッシュ。結果、最後列でギュウギュウになりながら観ることに。バカすぎる。

ライブ自体は井口さんの喉の調子が露骨に悪そう(この頃の親しみやすい井口さんのキャラもあってか、めちゃくちゃ「がんばれ~!」と客に言われていて、スタイリッシュな音楽とのギャップを感じられてなんだかよかったです)ではありながらも、致命的に歌えていないということもなかったため、それによって全霊で歌っているという雰囲気が出ており、なかなかどうして良かったです。とくに『The hole』なんかは鳥肌が立つくらいの凄まじさでした。勿論、演奏も相変わらずの強さ。早く、デカいところで観たいなと思いました。

 

 

セットリスト
01. 飛行艇
02. Sorrows
03. あなたは蜃気楼
04. ロウラヴ
05. It's a small world
06. Vinyl
07. Overflow
08. NIGHT POOL
09. 白日
10. Slumberland
11. Vivid Red
12. Hitman
13. The hole
14. Don't Stop the Clocks (Acoustic)
15. McDonald Romance (Acoustic)
16. Bedtown (Acoustic)
17. Tokyo Rendez-Vous
18. Prayer X
19. Flash!!!
20. Teenager Forever
en01. 傘
en02. サマーレインダイバー

 

 

 

2019/11/10 ヒトリエ "HITORI-ESCAPE TOUR 2019" @高松DIME

"HITORI-ESCAPE TOUR 2019"に2公演目の参加。前回のライブで割と満身創痍になっているところもありますが、チケットを取った以上観ずには終われないということで慣れ親しんだ高松DIMEへ。

流れもMCも変わっていませんが、さすがに何公演もライブをやってきたということで、MCには磔磔のときよりもリラックスした様子も。個人的には、やっぱり、観てて・聴いててしんどい、というのは変わりませんが、ある程度折り合いをつけて楽しめる曲もいくつかあってそれは良かったなと思いました。

そして、この時点で思っていたことは、3人で作った新曲が聴きたいということ。3人で続けるからこそ、というものを見てみたいな(そして、それが見られるようになるのは時間の問題だろうと思いつつ)と感じていたように思います。

 

 

セットリスト
01. センスレス・ワンダー
02. シャッタードール
03. 日常と地球の額縁
04. Namid[A]me
05. 伽藍如何前零番地
06. インパーフェクション
07. SLEEPWALK
08. Loveless
09. (W)HERE
10. 劇場街
11. トーキーダンス
12. アンノウン・マザーグース
13. カラノワレモノ
14. リトルクライベイビー
15. 青
16. ポラリス
en01. 踊るマネキン、唄う阿呆
en02. ローリンガール

 

 

 

2019/11/29 UNISON SQUARE GARDEN TOUR 2019 「Bee side Sea side 〜B-side Collection Album〜」 @松山市総合コミュニティセンター キャメリアホール

端的に言うと、カップリング曲しかやらないツアー。少し前にKing Gnuと被ったために殆ど観れなかったFC会員向けの高松公演とは違い、こちらはFCへ加入していなくても参加できるもの。

この日の会場はフォーリミやオーラルのワンマンでも来たことがある松山市総合コミュニティセンターですが、今回は指定席。今まではオルスタだったので、そのあたり結構柔軟性があるんだなとも感じたり。

冒頭にカップリング曲しかやらないと書きましたが、マジでカップリング曲しかやらない、割とファン向けの内容。しかし、ユニゾンカップリングこそ良いと思っている私のような人間にとってはまさに名曲の嵐といったセトリで、それは演奏される機会がほぼないのが本当にもったいないと感じるくらいに。それに、まさかワンマンのセトリを組めるほど幅広く曲がそろっているとは...と恐れ入るほどというようなところも。

中でも、10代の頃に聴いていた曲に関しては、思い入れがありすぎて...(それゆえに、『スノウリバース』なんかにはこの長い年月でバンドのグルーヴが大幅に強化されていることが露骨に感じさせられる)というかんじなのですが、惜しいのが『空の飛び方』をやらなかったこと。あの曲、ユニゾン史上ベスト5に入るくらいには好きなんですよね...。参加できなかったFCライブではやったらしいのですが、曰く、恥ずかしいからあまりやりたくないとのこと。......またいつかやってね!!!頼むよ!!!

そういえば、この日はユニゾンはガッツリファンでもないけど...という人を誘って参加したのですが、案の定ほぼ曲がわからなかったという反応で、Zepp Osaka Baysideでライブを観た時に斎藤さんが「こっち(B面ツアー)には友達連れてこないでね!ヘンなバンドだと思われるから!」というようなことを言っていたのを思い出しました。

 

 

セットリスト
01. リトルタイムストップ
02. セク×カラ×シソンズール
03. flat song
04. over driver
05. ピストルギャラクシー
06. ギャクテンサヨナラ
07. 僕は君になりたい
08. スノウループ
09. ここで会ったがけもの道
10. ノンフィクションコンパス
11. 三月物語
12. 三日月の夜の真ん中
13. サンタクロースは渋滞中
14. スノウリバース
15. シグナルABC
16. ラディアルナイトチェイサー
17. I wanna believe、夜を行く
18. Micro Paradiso!
en01. 5分後のスターダスト
en02. さわれない歌
en03. ラブソングは突然に 〜What is the name of that mystery?〜

 

 

 

2019/11/30 SUPER BEAVER 都会のラクダ ″ホール&ライブハウス+アリーナ″ TOUR 2019-2020 ~スーパー立ちと座りと、ラクダ放題~ @神戸ワールド記念ホール

SUPER BEAVERの、関西では初となるアリーナワンマンを観るべく、神戸へ。ポートライナーに乗って辿り着いたワールド記念ホールは、外観からして歴史を感じさせるもので、存在感抜群。

この日のセトリはまさにこの時期の手札の中での選りすぐりといった様子。とはいえ、インディーズ時代の楽曲もいくつか演奏するなど、古くから応援しているファンにはたまらないであろうという選曲も。

何度かフェスで観る機会はあったものの、やはりワンマンだと没入度が違う(『東京流星群』での演出も美しかった)ということを実感するとともに、大きな会場でもまったく見劣りしない演奏と歌唱には、ライブハウスから叩き上げで勝ち上がってきたバンドの強さを改めて感じさせられました。ビーバーのライブで、個人的にそれをもっとも強く感じられる『ありがとう』の余韻はこの日もスゴかったです。

 

セットリスト
01. それでも世界が目を覚ますのなら
02. 青い春
03. 閃光
04. ラヴソング
05. irony
06. 正攻法
07. 秘密
08. まわる、まわる
09. your song
10. 人として
11. 歓びの明日に
12. 予感
13. 27
14. 東京流星群
15. 嬉しい涙
16. 全部
17. 美しい日
en. ありがとう

 

 

 

2019/12/01 Crossfaith Operation X Tour wave.03 @高知X-pt.

いつぞやのモンバスで観たとき、めちゃくちゃ楽しかったCrossfaithのライブでしたが、なかなか観る機会もないままに時間が経過。本当に久しぶりです。そして、この日の対バンはライブの良さが評判になっていたことでずっと気になっていたSIX LOUNGE。

先攻はSIX LOUNGE。スリーピースながら迫力抜群のバンドサウンドとユウモリさんの色気があふれる歌声の組み合わせが非常にカッコよかったです。

そして、続いて現れたのがCrossfaith。その音の強度にもうフロアもグッチャグチャになっており、そんな姿には世界で戦うバンドの逞しさを感じさせられました。

 

セットリスト
-SIX LOUNGE-
01. ナイトタイマー
02. LULU
03. ピアシング
04. DO DO IN THE BOOM BOOM
05. ZERO
06. トラッシュ
07. 僕を撃て
08. 10号線
09. 幻影列車

-Crossfaith-
se. Deus Ex Machina
01. Catastrophe
02. The Perfect Nightmare
03. Jägerbomb
04. Kill 'Em All
05. Rx Overdrive
06. Freedom
07. Omen
08. Countdown To Hell
09. Monolith
en01. System X
en02. Xeno

 

 

 

2019/12/08 打首獄門同好会 獄至十五ツアー @高知X-pt.

高知では、八十八ヶ所巡礼を迎えた打首の47都道府県ツアー。フェスで何度か観て、楽しかったからという理由で参加。

入場してまず驚いたのが客層の幅広さ。まさに老若男女といった様子で、自分のおばあちゃんくらいの年齢の人や小学生ではないだろうかという若人までフロアに。息が長いバンドであるのに加えて、なによりも、ファンを獲得する導線が一般的なバンドとはまた異なっているであろうことを実感させられます。

そんなことを考えていると照明が落ち、ステージに現れたのは八八。個人的に10代の頃YouTubeでMVを観て衝撃を受けたバンドだったということもあり、かなりのワクワク感。本当にビジュアルと音の知識しかなかったがために、MCなんかから感じられる思った以上の親しみやすさにイメージとのギャップを感じながら(勿論、悪い意味ではないです)も、グルーヴィーなリズムとディストーションが激しくかかったギターの組み合わせによって生まれるサウンドは唯一無二でした。

そうして、後攻は打首獄門同好会。ステージはそれほど広そうではないですが、この日もしっかり映像つき。打首は、ゴリゴリの音を出すロックバンドなのに良い意味でゆるい(エンタメ性が高い)、というのが魅力だと思っていますが、長尺だとそれがより強く感じられました。会長のMCもバンドマンらしさが薄くて、非常にとっつきやすい。熱心なファンが多いのも実に納得、というライブでした。

 

 

セットリスト
-八十八ヶ所巡礼-
01. M.O.8
02. JOVE JOVE
03. 仏滅トリシュナー
04. 幽楽町線
05. 金土日
06. 攻撃的国民的音楽
07. 日本

-打首獄門同好会-
01. こどものねごと
02. パ
03. きのこたけのこ戦争
04. Fly Away
05. まごパワー
06. How do you like the pie?
07. 布団の中から出たくない
08. はたらきたくない
09. 猫の惑星
10. New Gingeration
11. デリシャステイック
12. 歯痛くて
13. 島国DNA
14. おどるポンポコリン
15. 日本の米は世界一
en01. 88
en02. フローネル

 

 

 

2019/12/21 GLAY ARENA TOUR 2019-2020 DEMOCRACY 25th HOTEL GLAY THE SUITE ROOM @神戸ワールド記念ホール

GLAYと言えば、まさに国民的な存在で、私も小学生の頃から慣れ親しんできたバンド(コピーバンドもしたことがある)なのですが、言ってみればあまりに大きすぎて、この目で見られる機会がやってくるなんてゆめにも思わないくらい...。そんな機会が不意にやってきたこの日はアルバム『NO DEMOCRACY』のリリースツアー、会場は神戸ワールド記念ホールです。

マジでこの後あのGLAYが出てくるんかと思いながら着席して暫くすると照明が落ち、まず始まったのがメンバー自らが演技に挑戦する姿が収められた映像。こういう姿に親しみを覚えたところで『My name is DATURA』から演奏がスタート。ナマで聴くことで、音源で聴いた時よりも鮮烈に響いていたのは長年続けてきたバンドの実力ゆえだと思います。

その後も、アルバムの収録曲や近年の楽曲を中心にライブが進んでいったのですが、驚いたのは、まるでカラオケかのようにメンバーの映像とともにモニターに大きく映し出された歌詞。自分が知っている中ではUVERworldなんかもこういったことはしていますが、あちらが表示している歌詞には装飾が見られる一方で、GLAYのそれはまさになんの飾り気もないシンプルなもの。これにはバンド側のホスピタリティだと思うのと同時に、きっと歌詞を大切にしているんだろうなということも感じられました。

途中のMCではファンの人生にまで言及するような、長く愛され続けてきたバンドだからこその言葉も。そういうバンドだからこそ、『あなたと生きてゆく』や『COLORS』などの楽曲の歌詞は強く響きました。

総じて、GLAYというバンドの人柄に触れられるような、そんなライブでしたね。なぜ、こんなに人気があるのかわかるような。90年代のヒット曲も聴けたし、まさかやるとも思わずTwitterでなんとなく呟いた「『Runaway Runaway』が聴きたい」というツイートも奇跡的に実現したし、未だに非常に思い出に残っている日です。

 

 

セットリスト
01. My name is DATURA
02. 黒く塗れ!
03. Flowers Gone
04. 愁いのPrisoner
05. everKrack
06. あゝ、無常
07. あなたといきてゆく
08. COLORS
09. 元号
10. 笑顔の多い日ばかりじゃない
11. はじまりのうた
12. 氷の翼
13. Into The Wild
14. AMERICAN INNOVATION
15. BLACK MONEY
16. LET ME BE
17. 逢いたい気持ち
18. 誘惑
19. Runaway Runaway
20. Bible
21. REIWADEMOCRACY
22. 反省ノ色ナシ
en01. 生きてく強さ
en02. FATSOUNDS
en03. 彼女の"Modern..."
en04. VERB

 

 

 

2019/12/30 rockin' on presents COUNTDOWN JAPAN 1920 (3日目) @幕張メッセ

去年に引き続きですが、この年は2日連続参加。ひたすら楽しんで2019年を終えてやろうという魂胆です。

雨が降ってて寒すぎるのですが、会場入り。とりあえずビールを一杯飲んでからネクライトーキーを観るためにCOSMO STAGEへ。新作のリリースも発表された(ツアーも行く予定でチケットを取っていたのですがあえなく中止に...)というタイミングということもあり、新曲2曲を交えたセットリスト。そういうわけで、今までの性急かつ前のめりなフェスセトリとはまた異なる味わい(バンドのより濃い部分が見られるような。主に『ぽんぽこ節』)が生まれていたのですが、とはいえ、服部→オシャレ→遠吠えの3連打に感じる爆発力は相変わらずスゴい。

続いてはEARTH STAGE・SUPER BEAVERへ。アリーナツアーも完売するほどの勢いだったので大納得のメインステージ。憂いを感じさせるような『27』からはじまり、ボルテージを上げ続けた末の『ありがとう』はやはり圧巻。個人的にはこの日のMVP。

そんなビーバーに続いてEARTH STAGEに立つのがKEYTALK。新しいバンドのグルーヴを提示するように『BUBBLE-GUM MAGIC』を1曲目に持ってきたのが、この時期のKEYTALKらしいです。この日は普段のフェスセトリから少し外してきているという印象で、それは『アカネ・ワルツ』(リリースツアーには行けなかったのでここで聴けたのがとても嬉しかった)、『プルオーバー』が披露されたことなどで顕著に感じられるところも。総じて、移籍を期に戦い方を少しずつ変化させているのかな、とも思うようなライブでした。

KEYTALKからの流れで少しでもindigo la Endを観ようかと思っていたのですが、入場規制ということで敢え無く断念。音だけで『名もなきハッピーエンド』と『夏夜のマジック』を楽しみました。その後、GALAXY STAGEでCoccoとロットンのライブを少しずつ観たあとで暫し休憩。

ここからは本日の本命ということで、EARTH STAGEへ。再結成を果たしたNUMBER GIRLのアクトです。その強力な音は現代のロックバンドとは一線を画すような生々しさで、観られて・聴くことができて良かったなと思いました。ベタながら、あの『OMOIDE IN MY HEAD』をこうしてナマで聴けるなんて...と感慨深い気持ち。

ナンバガ終わりにサカナクションの出番を待っていたのですが、ライブに行きたいのにまったく機会が訪れないケバブスをここで少しでも観ておきたいなと思い、急遽GLAXY STAGEへ。結局『恐竜あらわる』と『枕を変えたら眠れない』くらいしか聴けなかったのですが、性急なロックンロールサウンドはとても爽快でした。

ということで、遂にサカナクション。世代的に直撃ということもあって、学生時代は積極的に聴こうとしなくても耳に入るような、そんな立ち位置のバンドだったので、ここで観られるのは非常に嬉しいところです。この日のセトリは、「現在のサカナクション」を持ち時間いっぱいに使って表現する(勿論定番曲もしっかり演奏)ような、まさに貫録しかないステージ。そんな中で、近年はあまりやらなくなったと聞いていた、『アイデンティティ』→『ルーキー』の流れが繰り出されたことにはさすがに声が出るほどビックリ。まさに忘れられないようなライブになりました。

 

 

セットリスト
-ネクライトーキー- [COSMO]
sc01. きらいな人
sc02. 音楽が嫌いな女の子
01. こんがらがった!
02. ぽんぽこ節
03. だけじゃないBABY
04. 夢みるドブネズミ
05. 許せ!服部
06. オシャレ大作戦
07. 遠吠えのサンセット

-SUPER BEAVER- [EARTH]
01. 27
02. 閃光
03. 青い春
04. irony
05. 正攻法
06. 秘密
07. 予感
08. ありがとう

-KEYTALK- [EARTH]
sc01. 桜花爛漫
sc02. YURAMEKI SUMMER
01. BUBBLE-GUM MAGIC
02. コースター
03. MATSURI BAYASHI
04. プルオーバー
05. アカネ・ワルツ
06. Love me
07. Summer Venus
08. アワーワールド
09. MONSTER DANCE

-NUMBER GIRL- [EARTH]
sc. NUM-AMI-DABUTZ
01. 日常に生きる少女
02. 鉄風 鋭くなって
03. タッチ
04. ZEGEN VS UNDERCOVER
05. 透明少女
06. YOUNG GIRL SEVENTEEN SEXUALLY KNOWING
07. 水色革命
08. TATTOOあり
09. OMOIDE IN MY HEAD
10. IGGY POP FAN CLUB

-サカナクション- [EARTH]
01. 新宝島
02. 夜の踊り子
03. モス
04. Aoi
05. ユリイカ
06. years
07. ナイロンの糸
08. 陽炎
09. ネイティブダンサー
10. ミュージック
11. アイデンティティ
12. ルーキー
13. 忘れられないの

 

 

 

2019/12/31 rockin' on presents COUNTDOWN JAPAN 1920 (4日目) @幕張メッセ

前日に引き続き、幕張メッセへ。地方在住なりに、本当にたくさんライブを観た1年でしたが、それもこの日でしめくくり。

少し早めに会場に入って、とりあえずビールとごはん。この時も食べていたしじみラーメンはおいしすぎて、この2日間で3杯くらいは食べました。

そうこうしているうちにいよいよライブ開始。この日はクリープハイプから。『愛す』なんかにはバンドのあたらしいモードが感じさせられながらも、名曲が揃い踏みしたセトリは実に満足なものでした。とくに『二十九、三十』はかなりグッときたところも。

続いて、COSMO STAGEのヒトリエ。この日のセトリはwowakaのパーソナリティーが色濃く出ている曲ばかりだったということもあって、観ているうちにどんどんしんどくなってしまって、最後まで観られないという事態に...。悲しい。

その後、フレデリックを半分くらい(セトリで言うと『真っ赤なCAR』まで)観てから、ベガスのライブへ。実を言うと、スゴく詳しいというわけではないのですが、この日演奏された曲はなんとその殆どが慣れ親しんだ曲だったため、次から次へと知っている曲が演奏されるという内容。控えめに言って最高でした。

疲れがさすがにたまっているということもあり、ここで休憩。たまたまブルエンの音漏れがよく聴こえる場所だったこともあって、良い時間をすごせました。

そして、大分回復してきたところでゲスの極み乙女。のライブへ。現在のバンドのモードを見せながらも、みんなが聴きたい曲は極力外さない(最大のヒット曲『私以外私じゃないの』だけはあまりフェスでやらないものの)というサービス精神がありがたいです。

ゲスが終わり、EARTH STAGEへ移動。お次はライブを観るのはじつにパラデジャぶりとなるオーラルです。巨大な会場でのライブを何度も経験したバンドの、そのセットリストはじつにアリーナ的で、このフェスのメインステージにも対応するもの。この1年間の頑張ってきた観客や関係者などを祝福するようにも感じられた『LOVE』の大団円感が非常に眩しかったです。

遂に年越しのアクト。2019年をEARTH STAGEで締めくくるのはキュウソネコカミです。あまりの疲れに、しっかり休んだあとで『DQNなりたい、40代で死にたい』から観覧。『家』(year)での年越しでしたが、この年は一人じゃなかったので、前年のような孤独感を味わうことがなかったので良かったなと思いました(小学生の感想文)。その後はとりあえずビールを飲んだりしながら、この日の本命に向けてゆっくり待機。

そうして迎えた2020年初め(キュウソを含まなければ)のライブはずとまよのステージ。名義通り、まさに真夜中でのライブとなりました。『秒針を噛む』のヒットで多くの注目を集めていましたが、未だ謎が多い歌手ということもあってか、その姿を目撃しようと、こんな時間なのになかなかの人の多さ。いざはじまったライブはミステリアスなイメージは覆されないながらも、たしかな実力を感じさせる(とくに歌がすこぶる上手かった)ものでした。『秒針を噛む』でのコールアンドレスポンスは、意外とこういうこともやるんだ、とも感じるような意外さで、よりずとまよが気になる存在になるようなアクトでした。

ここで体力が尽き果てて、空港へ。人生の中でも最高に楽しい過ごし方をした年末だったように思います。またいつか行けるといいなと思っているんですけどね...。なかなかなぁ...。

 

 

セットリスト
-クリープハイプ- [EARTH]
01. HE IS MINE
02. 鬼
03. 火まつり
04. ラブホテル
05. イト
06. イノチミジカシコイセヨオトメ
07. エロ
08. 愛す
09. 二十九、三十
10. 栞

-ヒトリエ- [COSMO]
sc01. カラノワレモノ
sc02. Loveless
sc03. 日常と地球の額縁
01. トーキーダンス
02. アンノウン・マザーグース
03. SLEEPWALK
04. 青
05. ポラリス

-Fear, and Loathing in Las Vegas- [GALAXY]
01. Acceleration
02. Just Awake
03. The Stronger, The Further You'll Be
04. Keep the Heat and Fire Yourself Up
05. LLLD
06. Let Me Hear
07. Party Boys
08. Massive Core

-BLUE ENCOUNT- [GALAXY]
sc01. NEVER ENDING STORY
sc02. KICKASS
01. もっと光を
02. Survivor
03. バッドパラドックス
04. #YOLO
05. VS
06. ハウリングダイバー
07. ポラリス
08. だいじょうぶ

-ゲスの極み乙女。- [GALAXY]
01. 猟奇的なキスを私にして
02. ロマンスがありあまる
03. パラレルスペック
04. はしゃぎすぎた街の中で僕は一人遠回りした
05. アソビ
06. キラーボール
07. キラーボールをもう一度

-THE ORAL CIGARETTES- [EARTH]
01. ワガママで誤魔化さないで
02. カンタンナコト
03. What you want
04. Don't you think
05. Shine Holder
06. 狂乱 Hey Kids!!
07. 容姿端麗な嘘
08. BLACK MEMORY
09. LOVE (Redone)

ずっと真夜中でいいのに。 [GALAXY]
01. 勘冴えて悔しいわ
02. ヒューマノイド
03. 脳裏上のクラッカー
04. 蹴っ飛ばした毛布
05. マイノリティ脈絡
06. 正義
07. 秒針を噛む