2023/09/24 B'z LIVE-GYM Pleasure 2023 -STARS- @ヤンマースタジアム長居

前日に引き続きの参加となりました。

 

 

この日は千秋楽ということで、6月にはじまり毎週末開催され続けてきたツアーもついに終わりの時が...。あまり意識していなかったのですが、ひとつのツアーに3公演も参加するというのはどのバンド・歌手でも人生初。そうさせてくれるほどにB'zが現在の自分にとって魅力的な存在なんだろうなと思ったり。

前日に引き続き、この日も晴天。風は心地よいながらもかなり日差しがきびしいので少しクラクラしながら並んで、ツアーファイナル限定デザインのTシャツを買い求めたあとで場内へ。前日の席がかなり遠かったこともあり今日こそは!という気持ちもあったのですが、現実は非情。なんとほぼ変わらない位置(強いて言うなら1列前になって、真正面だったのが多少上手寄りになった)でした。とはいえ、ヘタなアリーナ後方席とかよりは傾斜もついていて観やすいはず。

開演前に毎日メンバーからのメッセージが流されていたのですが、この日は稲葉さん。なんと前日に足を痛めてしまったそう。いつも通りのパフォーマンスはできないかもしれないけど元気です!という内容で、そうは言ってもやっぱり心配ですし、なにより『YES YES YES』の、あのパフォーマンスは今日はできないのだろうな、と思ったり。

そんなこんなで、座って待っているうちに開演の時がやってきました。

 

前日と基本的な流れは変わらないのですが、さすがに気のせいじゃないと即座にわかるくらいの声援と盛り上がりのスゴさ!千秋楽ということも関係しているのでしょうか。これだけ盛り上がっていると、さすがにこちらも大分テンションが上がってきます。前日は寝不足というコンディションゆえに万全とも言い難かった体調もすっかり回復し、この日はずっと能動的に楽しめた感じがあります。しかも、前日すこし抜けが悪い瞬間もあるなと感じたりもしていた音がかなり良くなっていました。ライブごとにブラッシュアップされていく様子がわかるというのも連続で参加したからこそですね。

LOVE PHANTOM』、『FIREBALL』、『RUN』と、序盤から名曲を連打したあとで披露された最初の日替わり曲は『夜にふられても』!昨日の『星降る夜に騒ごう』とこの曲がアリーナの時点で日替わりだったこと自体は知っていたのでもしかしたらやるんじゃないの?と薄々おもっていた(し、それと同時にスタジアムでは流石にセトリ落ちするのでは?とも...)のですが、いざ実際演奏されると本当にテンションが上がるし、収録カメラが入っている(映像化される)というアナウンスがあったことも込みでうれしい。初期らしいキラキラしたポップ感がステキすぎる楽曲です。そんなとびきりポップな流れは続き、軽く振付練習をしたあとで『恋心 (KOI-GOKORO)』へ突入。改めて、この振付がこれだけ浸透していることのスゴさを感じます。

MCを挟んでからの『イチブトゼンブ』、『NATIVE DANCE』と、メロディーの良さとダンサブルなビートを感じさせる流れは前日同様。ちなみに『NATIVE DANCE』に関しては、いわゆる10年代の四つ打ちビートを取り入れたバンドサウンドに慣れ親しんできた自分としては、こうしてナマで聴くたびにかなりしっくり来る感じがあったり。そして、続く日替わり曲は『GUITAR KIDS RHAPSODY』。ロックへの憧れを歌ったこの楽曲は、この大きな会場で、そしてこれだけのキャリアを積んできたからこそ、よりドラマチックに感じられます。スタジアムにも対応する、スケールの大きさを持ったメロディーもじつにこのシチュエーションにピッタリ。演奏前、稲葉さんがアコギを持った時点では、正直『Easy Come, Easy Go!』かなと思いましたが嬉しい誤算(勿論、『Easy Come, Easy Go!』も大好きな曲です)。

マイクを通さないコールアンドレスポンスを行ったあとで、稲葉さんが両手でハートマークを作るというキュートすぎる姿まで飛び出した『Calling』はやっぱり涙が出てしまうくらいのパフォーマンス。ファンとしてはまだまだ新参ですが、B'zと同じ夢を見続けられたらな、と思います。

そして、ライブの前半戦を締めくくる『太陽のKomachi Angel』、『LADY NAVIGATION』はこの日の凄まじい盛り上がりを観客の声の大きさという部分で改めて実感。声出し不可のライブに通い続けていたときはストレスの要因に成り得る要素がひとつ取り除かれてそれはそれで快適だと思ったりもしたのですが、でもやっぱりこういった場に居合わせるとみんなで歌えるからこそ生まれる熱狂もあるよなと思い直したり。ここ2曲は、こうしてライブで聴いた後と前とでは、良い方向に印象が大きく変わったような感じもあります。なんなら、昔はちょっとニガテだったところすらあったのですが...。

ここでこの後のコーナーに向けた準備もかねての幕間。今後ライブでやることはあるのだろうか...とすら思ってしまうくらいの楽曲(『Survive』とか『Shower』)の映像も流れていて、いずれその機会が来てほしいなとも思います。

そうこうしているうちに照明が明るくなり、バーカウンターに座っている2人。概ね、内容としては前日と同じだったのですが、紹介したカセットテープが変わっていて、この日は『WICKED BEAT』のもの。ちなみに反応は露骨に悪かったです(隣の席の男性も同行している人と「これは知らないな~...」と話していた)。ここのトークも終わったところで『BIG』へ。それこそ、小学生くらいの頃なんかはちょっと地味な曲だなと感じたりもすることもあったのですが、これくらいの歳になってくると、ハデな曲よりもこういったノリの曲のほうがしっくりくる瞬間も多くなってきたり。それにしても、十分にビッグな存在であるB'zが「もっとビッグにならなきゃいけない男だから俺は」と歌うのは、冷静に考えるとスゴいことです。

その後のメンバー紹介を兼ねたセッションを経て、始まるのは『JAP THE RIPPER』。とにかくスケールがデカいハードロック直系の楽曲なのですが、やはり最高にカッコイイ。『FIREBALL』とこの曲は、今回のセトリにおけるB'zのハードロックサイドの魅力が凝縮されていたと思います。

そうして、いよいよ迎えた『YES YES YES』。とにかく稲葉さんが走るのかどうか、ということがこの日最大の懸念事項だったのですが、なんとステージから降りるとスタッフが担ぐトロックに乗車!見事に完走(?)を果たしました。恐らく、本意ではなかっただろうとは思うのですが、正直その姿はちょっとかわいいなと思えるもので個人的には良かったです。とはいえ、自分の足で完走している映像(席の関係でモニターも稲葉さん本人の姿もあまりよくわからなかった)も観てみたいので、ブルーレイには特典でも良いのでそちらもどうか...。ホラ、前日も収録していたみたいですし...。それにしても、ライブにおける新しい定番曲になってもおかしくないと思うほどに、この日の『YES YES YES』は観客の合唱がスゴかったです。

ひとしきり盛り上がったあとで、遂にこのツアーでのハイライトとなる本編終盤が幕を開けました。『愛のままにわがままに 僕は君だけを傷つけない』にはじまるここからのセクションは、まるっきりが定番曲ではないところで熟慮され組み立てられているとも感じられるもので、聴くたびに新鮮な気持ちで楽しめます(もちろん『juice』、『愛のバクダン』、『ギリギリchop』、『ZERO』あたりも聴くたびテンションが上がるくらいには大好きなのですが)。楽曲単位だと『IT'S SHOWTIME!!』は改めて今後もちょくちょくセトリに入れてほしいと思うくらいに、ライブ映えしていると感じます。そして、このセクションのラストを飾るのは近年のB'zにとって最大のライブアンセム『兵、走る』。アリーナのように実物の花吹雪が散ることこそないものの、そこは映像で補完。客席の熱狂もピークに達し、大団円感がスゴいです。この日は本当にあっという間に本編ラストに辿り着いたという感覚すらありました。

とはいえ、まだアンコールが残されています。前日同様、スマホライトを使った演出がありますが指示があるまでは点けないで、という旨の文言が映し出されているのをぼんやりと見ながら、左右から次々に迫り来るウェーブに参加しているうちにメンバーが壇上に再び登場。

ツアータイトルの由来について語ったあとで始まった『STARS』。正直なところ、この曲は愛媛ではじめ聴いたときはそんなにピンときていない印象もあったのですが、ライブで聴くほどに好きになってきているし、今となってはこのツアーでどの曲が一番印象に残っているかというと、なんだかんだで『STARS』だという感じがあります。そして、このツアーの最後の最後を飾る『Pleasure 2023 ~人生の快楽~』。この2曲の流れは、もういよいよ終わっちゃうんだなと、本気で寂しくなりましたね。いや~本当に楽しかったな...。

 

こうやって、2日連続で参加しましたが、楽しかったのはダントツでこちら。流れがわかっているゆえにというのもありますが、やっぱり場内にこの千秋楽を絶対に良い日にするぞ(楽しみ切るぞ)という熱気が充ち溢れていたからだと思います。思えば、観れば観るほどに楽しさが増していくツアーでした。結構変わり種なセトリでもあったと思うのでその新鮮さもあったからだと思います。

B'zについて、音源をとにかく聴き込んだり、ライブ映像に熱中したり、とか、そういった濃い楽しみ方をしていたのはやはり10代~20代前半の頃だったと思うのですが、ベクトルが違うというところはありながらも今の方が絶対にB'zを好きだと思うのは、昔なら近所で1度行って終わりだったツアーに3公演も参加したという事実から。次のツアーがいつになるのか、はたまた暫くソロに戻るのかまだわからないですが、今から既に次のツアーが楽しみで仕方ないです。

 

 

セットリスト
SE. Mars (Instrumental)
01. LOVE PHANTOM
02. FIREBALL
-MC- 「B'zのLIVE-GYMにようこそ!」
03. RUN
04. 夜にふられても
05. 恋心 (KOI-GOKORO)
-MC-
06. イチブトゼンブ
-Bass Solo-
07. NATIVE DANCE
08. GUITAR KIDS RHAPSODY
09. Calling
-手拍子-
10. 太陽のKomachi Angel
11. LADY NAVIGATION
-幕間~MC-
12. BIG
-Session(メンバー紹介)~MC-
13. JAP THE RIPPER
-MC-
14. YES YES YES
15. 愛のままにわがままに 僕は君だけを傷つけない
-MC-
16. ultra soul ~ BAD COMMUNICATION ~ ultra soul
17. IT'S SHOWTIME!!
18. 君の中で踊りたい
-MC-
19. 兵、走る
-MC-
en01. STARS
en02. Pleasure 2023 ~人生の快楽~

 

 

 

前に観た時の感想

 

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