2023/06/10 UNISON SQUARE GARDEN TOUR 2023 "Ninth Peel" @ハイスタッフホール

UNISON SQUARE GARDENのライブに行ってきました!

 

 

会場は、香川県観音寺市のハイスタッフホール。公式HPによると、開館は2017年で、かなり新しいホール。内装がとてもきれいです。しかも駐車場が無料。観音寺駅の北に少し行ったところにあり、周辺にはローソンが1軒あります。

普段はバンドのライブにはあまり使われていないようで、最近だとユニゾン以外では少し前にBUCK-TICKが来ていたくらいな模様。

客席は、1階席、バルコニー席、2階席と別れており、今回の自分の座席は2階席。1列ごとにしっかり傾斜がついていて、前の人の背が高くても、ステージが観やすいのがうれしいです。音については、速い曲や手数が多い曲では音の輪郭がぼやける瞬間があったり、逆に『City peel』なんかだと雰囲気が出ていたりと、ホールの鳴りの豊かさを強く実感できる場面(自分の座席の位置によるものでもあると思います)も。

この日のライブは、4月にリリースされたアルバム『Ninth Peel』のリリースに伴うもので、セトリはそちらの収録曲を主にしているのですが、今作はアルバムツアーを2回に分けて開催するということが事前に発表されていて、アルバムの収録曲であっても演奏されない曲がある(今回やらなかった曲は後半のツアーで演奏される)と明かされていました。つまり、『Ninth Peel』外からの選曲が多くなるということです。これは個人的には非常に嬉しい試み。新作も良いのですが、やっぱり過去の曲も聴きたい!良い曲ばかりですからね。

セトリ入りした過去曲の中で、個人的に嬉しかったのは、『WINDOW開ける』と『シューゲイザースピーカー』(ここ2曲は、繋ぎも良くて最高でした)、そして15周年記念ライブぶりに実に2度目のセトリ入りを果たした『お人好しカメレオン』(割とストレートかつ、背中を押すような歌詞なので、『スペースシャトル・ララバイ』とも共通するものを感じたり)。比較的よく演奏されている『ガリレオのショーケース』や代表曲『シュガーソングとビターステップ』を除くと、セトリの大半が近年リリース(と言っても、『MODE MOOD MODE』も5年前か...)の曲だったので、上記の3曲はより存在が引き立ってるような感じもありました。勿論、個人的な思い入れがありすぎるばかりにそう感じるというのもあると思います。

『WINDOW開ける』のギターソロ、カッコ良かったなあ...。真赤な照明が、ハードなディストーションがかかったギターのサウンドにとても映えていました。

いきなり過去曲の話ばかりしてしまいましたが、これはあくまでもアルバムツアー。今回は『もう君に会えない』、『フレーズボトル・バイバイ』を除いた全9曲が披露されましたが、その中でも特にライブ映えしているように感じたのは、本編ラストに披露された『恋する惑星』。演出が良かったというのもありながら、それでもユニゾンのライブにおける新しいアンセムになり得ると思うほどのポテンシャルを感じました。それくらいの大団円感。『君の瞳に恋してない』に近いものがあるかも。「まだまだ光っていたいのだ!」という歌詞で終わるのが最高です。

他には、アルバムで聴いた時から大好きな『ミレニアムハッピー・チェーンソーエッヂ』。これは今後フェスなんかでも盛り上がるようなキラーチューンに育っていきそうな予感がします。

また、セトリ全体に関してなのですが、20曲も演奏して、たったの1時間40分ほど終了するという潔さがスゴかった...。前々から、田淵さんが「ワンマンライブ2時間は長い」というようなことを言っていたのは知っていたのですが、まさか曲数を減らさずにそれを達成してくるとは...。

削られているのは、アンコール待ちの時間(捌けてから1分しないうちに戻って来たと思う、早すぎてちょっと笑った)と曲間、そしてMCなのですが、そこを削るとチューニングの時間以外は必然的に立て続けに演奏し続けることになり(事実、5曲目から11曲目などはこれだけの曲数を止まることなく駆け抜けていた)、そんな部分には結成19年を迎えながらも極まったバンドのバイタリティーの高さも感じられました。勿論、ただただ次々と曲をやるというわけではなく、しっかり考え抜かれた上での趣向が凝らされているのも嬉しいところですね。

今回も、良い歌と演奏とセトリが楽しめました。次のツアーも楽しみです。

 

セットリスト
01. 夢が覚めたら (at that river)
02. シュガーソングとビターステップ
03. ミレニアムハッピー・チェーンソーエッヂ
04. Nihil Pip Viper
-tuning-
05. City peel
06. 静謐甘美秋暮抒情
07. WINDOW開ける
08. シューゲイザースピーカー
09. アンチ・トレンディ・クラブ
10. MIDNIGHT JUNGLE
11. Phantom Joke
-tuning-
12. Numbness like a ginger
13. お人好しカメレオン
-Drum Solo-
14. スペースシャトル・ララバイ
15. 放課後マリアージュ
16. 徹頭徹尾夜な夜なドライブ
17. カオスが極まる
18. 恋する惑星
en01. ガリレオのショーケース
en02. kaleido proud fiesta

 

 

 

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