ここ1週間で印象に残った5曲 (2023年10月第5週版)

どちらかといえば暑がりなもので、だいぶ肌寒くなった今くらいの季節でもぜんぜん半袖でいけてしまうんですが、一応人目を気にして長袖を羽織るようにしています。社会性。

 

 

141. Re-soup / 04 Limited Sazabys

 

先日リリースされた、セルフカバーアルバムに収録された1曲。

メロディーの良さをより引き出しながらも、楽曲の新しい一面を見せているという点でアルバムのなかでももっとも気に入ったのがこちらです。美しささえ感じるアレンジだと思います。

 

 

142. 女神と死神 / 上坂すみれ

 

上坂すみれの4thアルバム収録曲。

今まで聴こう聴こうと思いながら、タイミングを逃しつつづけていたすみぺのアルバムを聴いています(とりあえず4th→3rd→1stの流れで聴いてみました)。初期のアルバムはちょっとエキセントリックでアク強めというイメージに合致してくるものですが、意外にも近年の作品はポップで取っつきやすいです。

そして、こちらはそんな近年のアルバムである『NEO PROPAGANDA』に収録されている楽曲ということで、先に述べたようにポップに仕上がっているのですが、そのサウンド自体はアルバム内でも異質で80sの歌謡曲の音をがっつりと取り入れているという印象。すみぺのアルバムを聴いていると様々なジャンルに貪欲に取り組んでいるということを感じられますが、こと4thにおいて、今曲はそれをもっとも感じられる楽曲のうちのひとつであると思います。

 

 

143. 夜勤の戦士のテーマ / 上坂すみれ

 

こちらも同じく、上坂すみれの4thアルバム収録曲。

サウンド自体はモロのユーロビートでノリのいいヤツでなかなか好きです。しかし、この曲を特別好きな理由はそこ以外にあって、タイトルとはウラハラに、歌詞に「夜勤の戦士」要素がまったくないこと。しかも、ご本人作詞。天才かと思いました。

 

 

144. 回転木馬 / KOTOKO

 

古巣・I'veの高瀬一矢が全曲を手掛け話題にもなったKOTOKOの2018年リリース作の収録曲。

それこそ土曜日に参加したライブで聴いて好きになった曲なのですが、サビで転調した上でリズムチェンジするという仕掛けが面白いです。サビの3連のリズムはまさに『回転木馬』的。生演奏だと、よりリズムの重みが付与されていてヘヴィに感じられました。

 

 

145. β-粘土の惑星 / KOTOKO

 

個人的にも大好きなKOTOKOのアルバム『硝子の靡風』収録曲。

ライブで披露されたというわけではないのですが、KOTOKO熱が再度高まっていく中で、あらためて良いなぁ...と思った曲です。

私は自発的に歌詞を注視するのではなく、聴こえてくる言葉の中でなにか強いとっかかりがあったときにだけ掘り下げるといった距離感で楽しんでいるというところがある(だから、リリースから何年も経って、なんとなく歌詞を調べたらそんな歌詞だったの!?となることが度々ある)のですが、この曲はサビにキラーフレーズが多すぎて聴くたびに刺さりまくってしまうんですよね...。