今週の週刊少年ジャンプ 感想 (2023年49号)

基本電子の定期購読で読んでいるジャンプですが、表紙が良いときは紙のほうでも買っていたりします。

 

 

印象に残った作品とその感想

SAKAMOTO DAYS (巻頭カラー)

いや、まじで表紙カッコよすぎる...。内容としては、真冬の役割が明らかに。本人も知らずのうちに鉄砲玉に仕立てられているという非常に悲しいやつです...。どうして、そこまでORDERになりたいのかって、これまで本編で明かされてたかな...。忘れていることも多くなってきてる(今作にかぎったことではないけど)から一回読み返さなければ。ところで、『SAKAMOTO DAYS』の公式における略称って、サカデイなんですねぇ...。口頭ではずっと「サカモト」って言ってたから、なんかしっくり来ないところも。

カグラバチ (センターカラー)

直々に来てくれた!?展開早くて良い!!にしても、ダルマのやつが家族(一般人)もろとも殺されたのとか生首の描写とか、普通にエグすぎて、誌面にハードさが追加された感じがしてかなり良いです。チヒロくんにもっと感情移入できれば、現在の連載作のなかでも上位にくるくらいにはハマるんじゃないかと思っています。

ONE PIECE

17歳の頃はまだ柔らかい雰囲気があったくまの顔とか喋り方が、歳を重ねるごとに変わっていってるあたりに、ハードな経験が感じられます...。天竜人、ウンコすぎる...。そんなハードな内容ではありますが、革命軍の誕生や、なによりジニーがくまを好きすぎていることとか、ポジティブな方向のトピックも。それっだけにヒキの不穏さは、もう...。

アオのハコ

なんか、このあたりの先輩・後輩のやりとりの空気感、めちゃくちゃ高校生って感じするな...。勿論、私にはなかったやつですが...。

呪術廻戦

高羽、いいキャラしてるな~。これが初期からずっと出てきてたキャラとかだったら、かなりグッときてたと思う...。大人になるとな~、自分の築き上げてきたプライドについてなかなか鑑みることができなくなるんだよな、それこそ傷つきたくなくて...。ただの言い訳を正当化するために発していたタテマエが、時間かけて心根まで入り込んできた末にホンネだと錯覚しさえ始める感じ。あるよな~...。

ツーオンアイス

「ペアを組む」ということの重さ...。これからどうなるんでしょう...。同期に始まった2作につづき、こちらもセンターカラー。

魔々勇々

つまり、良い魔王とか悪い勇者とかそういうのも、この世界に送り込まれていて、必然的にそいつらとサバイバルすることに。そうこうしているうちにコルレオの紋章が育ってきて、シルクハットのオッサンが嬉しい、ということでしょうか...?誤読だったらスマヌ...(誰に対して?)。コルレオは、だれかを助けるためなら自分の身すら厭わないというパーソナリティーを持っているのは、連載初期に明かされていたとおり。今週やろうとしていたことからしても、このまま連載が続けば、かなりヘヴィな展開もありそうです...。とりあえず、どうやって「魔々勇々(そのじだい)」を終わらせるのかは気になるところ。にしても、ミネルヴァちゃん、エリシアを助けてくれたんだ。めちゃ良い子じゃん...。

鵺の陰陽師

久々のほのぼの回。先輩ひさしぶり!「表情で察し」のくだりとか、鵺のこういうところ、独特のグルーブ感があってやっぱり良いですね~。それにしても、この青春感は真夏に読みたかった感あるな~...。

暗号学園のいろは

あらためて、こういうゲームを思いついた上でシナリオに乗せられる西尾先生、スゴいわ...。ところで、次の改編で特大4inみたいなことがないかぎりは、今作もついに1周年に突入するんですね。微妙なラインではあるけど、巻頭あったら嬉しい。

僕とロボコ

結局、ガチゴリラ死んでるの草。

アスミカケル

これまでの展開(番長との試合とか)からしても、本人はまったく本意じゃない戦い方なのだとは思うけど、隠された凄まじい才能があったわけか~...。ラストの見開きがすこぶるカッコイイし、表情がこうやって変わるとやっぱりお兄ちゃん似なんやね...。

一ノ瀬家の大罪 (最終話)

お、終わった...。これは、どうなんでしょうか...。作品を象徴するものとして扱われていた「夢」は、初めての家族全員共通の思い出となり、ギリギリのところで支えるための楔になる、が、「夢」自体が根本的な解決には至ることは別になくて関係性自体が改善するわけではない、という少年漫画らしくない妙な現実味...。作品の端々から現実(家族という切れない関係)への諦念みたいなものを感じてはいましたが、そこに関してはラストまで一貫していたように思います。連載おつかれさまでした。

 

今週良かった3作

1位 呪術廻戦

2位 カグラバチ

3位 アスミカケル