今週の週刊少年ジャンプ 感想 (2023年51号)

先日はじまった新連載が今週はすべて下位へ...。比較的評判が良い3inというイメージもあったので、ちょっとビックリ。

 

 

印象に残った作品と感想

アオのハコ (巻頭カラー)

祝・アニメ化!表紙の千夏先輩かわいいです...!!そして、内容も...。先輩が恋愛関係をリードしてる構図、イイですよね。また、これまで基本ツン一辺倒だった針生先輩がデレるという出来事も起こり、大喜くん、なんか今週はモテモテです。

暗号学園のいろは (センターカラー)

1周年記念特大センターカラーということで、これまで登場した数多のキャラクターの集合イラスト。これは凄まじい労力がかかっていそうです...。掲載順上昇のきっかけになればいいのですが...。そして、そのように今後の連載継続への分水嶺ともなりそうな今週は、享楽さんの軍事裁判。こういった内容は西尾先生の得意分野であるというイメージがあるのですが、そのとおりにしっかり1話できれいにまとめた上で享楽さんの過去と目的についても明らかにするという鮮やかさには感服します...。

鵺の陰陽師 (センターカラー)

七咲先輩カワイイ回でした...。夜島への思いは恋愛感情なのだろうかとか思っていましたが、「仲間外れにされて寂しい」+「一線引かれてる感じがして肝心なところで頼ってもらえないのが寂しい」でした。カワイイ。にしても、その一連の流れでの夜島が、自分が強くなることで先輩の気持ちを汲み取ろうとするのは、漢気あるし、らしくてカッコイイです。そして......今週はなにより、膳野くんの理解者感(「夜島らしいぜ...そこで止まっちまうのはよ」というセリフがありましたが、それはそこそこの積み重ねがあるキャラに言わせるやつなんだよな)でしたね...。今作の初期の頃の感想に、マジでやっているのか、狙ってやっているのかわからないと書いたような記憶があるのですが、ようやく後者だったとわかりました...。それはありえなさすぎる服の破れ方も含めて...。

SAKAMOTO DAYS

街のジオラマのなかで戦うという大怪獣バトルっぷりが目を引きますが、やっぱり大佛ちゃん...!儚げな美少女がサイコで強いというのはいつの時代の心もくすぐられます。

呪術廻戦

ジャンプ的には、ボーボボ漫☆画太郎か...みたいな、シュールさと不条理さを孕んだ回。高羽が作りだしたギャグ時空にもしっかり馴染んで、あまつさえ「やってよかった死滅廻游」なんて思うほどに楽しんでいるケンジャクはなんともイイキャラしてます。彼の価値基準なんかと照らしても、そういう姿は矛盾しないのもいいですよね。ここにきて、ケンジャクのピュアさがポップなかたちでお出しされたことで、ちょっと好きになってきている部分すらあったり。そして、そんな今週のラストは高羽の本懐を遂げさせて、この術式から脱出するための、漫才!?どんな内容になるんでしょう。夏油(ガワ)がスーツ着てると、いつぞやのカラー絵を思い出しますね。この戦いも佳境をいよいよ迎えたところで来週が休載じゃないのが、嬉しくもあり、怖くもあり。

ウィッチウォッチ

長く続いたシリアスが終わったこともあるのか、こういうコメディ回が以前の倍くらい面白く感じる...。モイちゃんは完全にパパになって、それもまたあらたな読み味になっています。

僕のヒーローアカデミア

AFOとOFAの過去について。ヒロアカの強みのひとつはポップさだと思っているのですが、だからこそこういったテイストの内容だったときにエグさがより引き立ってきますよね。にしても、動機が明かされはじめると、いよいよ...という感じがしてきます。意外と、今一番円満完結に近いのはヒロアカなんじゃないでしょうか。

僕とロボコ

特攻の拓』パロ回。

カグラバチ

Twitter(現・X)の評判やセンターカラー獲得など超好調なのかと思いきや、補正明けとともにこの掲載順は、ちょっとオドロキです...。そんな現状はありつつも、これまでも顔を見せていたバイオレンスさはエンジンかかりまくっていてなかなかの衝撃展開。切断したシャルの足を囮につかったり、チヒロくんが容赦なく人を殺めたり、ヒナオさんが(恐らく)殺されていたり...。この血生臭さ、めちゃくちゃ好きなやつです。

アスミカケル

フキダマリでの試合も終わり、つぎは新章。いや~、良かったです。丁寧に纏まったという印象があるし、なによりめちゃくちゃ面白かった...。そして、次週はセンターカラー。厳しい状況が続いていたので、これは一読者としてとても嬉しいです。

ツーオンアイス

隼馬のこれまでの積み重ねが結果となってしっかりフィードバックされたというかたちですが、どちらを選ぶのでしょうか。印象的な分かれ道のページでは、シングルに視線が向かっていますが...。それにしても、(おそらく)補正明け即この位置はかなりシビア...。ジャンプ掲載作としては異色であり、意欲を強く感じるというところもたしかにありますが、だからこそ魅力的であると思っています...。

魔々勇々

ひ、姫様...。エッッッッグイです。絵柄がかわいいだけに余計に落差が...。こんな残酷なことをしたこの魔王も後々ストーリーに絡んでくるのでしょうか...。このシーンがやっぱり一番印象に残っていますが、とはいえ、ひさびさのマママ登場や、ミネルヴァの肉食全開のジェスチャー、「姫様は華奢な方だった...」と言われてなんとも言い難い顔をしているエリシアなど、つよく印象に残る場面も多々。今作はひとえにキャラが魅力的というところがあると思うのですが、それだけに最下位はマジか...というところも。

 

今週良かった3作

1. カグラバチ

2. 鵺の陰陽師

3. ウィッチウォッチ