ここ1週間で印象に残った5曲 (2024年2月第2週版)

自分が好きと思える・言える生身のすべて(キャラクターなんかの生身でないものはまた別)に対して、単に「ファン」以上の立場になるのが怖いなと思っています。

「推し」という、能動的な立場であることを示す言葉を使う覚悟がないんですよね。理由はいろいろありますが、その言葉を使ってしまうことで、「推し」ているからには!みたいになりかねないというのが一番でしょうか...。自分をコントロールするのがあんまり上手でない自覚がありまくるので、好きなものとは程よい距離感で長く付き合っていきたいなという感じです。

 

 

216. Vivid Beat / 夜の本気ダンス

 

フルアルバムとしては2019年ぶりのリリースとなった『dip』の収録曲。

今曲はビッケブランカを招いたことが最大のトピックとして挙げられるのですが、これが良い化学反応を起こしています。ビッケブランカが得意とするポップサウンドと、バンドサウンドのバランスが絶妙。そして、これまでにないどこか都会的な香りもする音使いでありながらそれを夜ダンのレパートリーとして違和感なくこなしている様子には、水曜日のカンパネラのケンモチさんとの共作となった楽曲『ピラミッドダンス』も併せて、バンドのポテンシャルの高さを強く感じられるというところも。

 

 

217. Magical Feelin' / 夜の本気ダンス

 

2018年リリースの4thシングル。

dip』が良かったので、人生最大級の夜ダンブームが到来。サブスクにある楽曲をとりあえずすべて聴いたところで、昔から聴いているこの曲はやっぱり格別に好きだなと思いました。もうとにかくメロディーが抜群にいいんです。「踊れる」という一点のみでなかったからこそ、このバンドが支持され続けているという証明のひとつになっているような、そんな楽曲であると思います。

 

 

218. Bye Bye My Sadness / 夜の本気ダンス

 

2017年リリースのフルアルバム『INTELLIGENCE』収録曲。

いい曲~~!!! 聞くところによると、ライブでは一度もやってないらしいのですが、それはまじでもったいない...。

 

 

219. 12月に当然の事を言う / BYEE the ROUND

 

2011年リリースのフルアルバム収録曲。

いつの間にか、Spotifyで『ギブミー ア チョコレート』が聴けるようになっていた(ご本人にリクエストしてくれたファンの人がいたみたい)ことで、バイザの曲がすべてサブスクで聴けることに! これは本当に嬉しい...。バイザは10年ほど前の若かりし頃、来る日も来る日も聴いていたということで、思い入れが非常に深いバンドです。ライブこそ一度しか行ったことはないのですが...。

そういうわけでひさしぶりにひと通り聴いていたのですが、やっぱりどれもこれも圧倒的にメロディーと歌詞がいいし、演奏の熱もスゴいということで、普遍的な強さがあります。これから!というタイミングでの不可抗力な出来事により、一度止まってしまったバンドではあるのですが、それでももっと広く受け入れられていても良いはず(珍しく強い表現をしますが)だとそう思います。

そんなバイザの楽曲のなかでも、私がもっともよい曲だと思っているのが『12月に当然の事を言う』。バンドの強いところがストレートにあらわれたド名曲です。

 

 

220. まっさかさマジック! / Shallm

 

TVアニメ『姫様"拷問"の時間です』OPテーマ。

ジャンプラでも毎週欠かさず読んでいる本作がアニメ化ということで観てみたのですがも~~~最高! この頃の姫様はまだ屈しないという気概があったなあとか、動く姫様は最高にカワイイなとか思いながら、楽しく観ています。

そんな本作のOPテーマはというと、ワイワイとした作品の雰囲気を表すようなダンサブルなビートが楽しいポップなロックチューンで、すこし前にスゴく流行っていたかんじのノリではありますが、いまこうして聴くと逆に新鮮さもあったり。こういうので育った自分には勿論ドストライク。また、今曲の歌詞では、出会いから生まれるポジティブな感情についてピュアな筆致で描かれていて、姫様と拷問官たちとの関係性にもピッタリ。いい曲すぎです。