ここ1週間で印象に残った5曲 (2024年3月第1週版)

良いライブを観たあと、なかなか非日常から帰ってこない意識は、仕事、家事、SNSとかで少しずつ、少しずつ日常へと帰ってきます。この意識のグラデーションがなんとも悲しかったり。

 

 

231. 海底 / cinema staff

 

2021年リリースのフルアルバム『海底より愛をこめて』収録曲。

今週前半はひたすらcinema staffばっか聴いていました。シネマは2012年にライブを観たとき、そしてふと思い立った数年前、と2回瞬間風速的にハマっていたことがあるということで、しっかり聴くというタームは人生3回目です。今回はこれまでちゃんと聴いてこなかったPeople In The BoxTHE NOVEMBERSを聴いていた流れで。

とりあえず数年前はまだ聴いていなかった『海底より愛をこめて』から聴きはじめたのですが、『海底』をはじめ、ちょっと良すぎてビックリしました。演奏、メロディー、歌詞...と、かぎりなく近年の自分のストライクゾーンに近いところへ刺さっていく感じ。とくに、最近は歌詞をちゃんと意識するようになったということもあって、当時の社会情勢とかバンド自体の状況を鑑みながら聴いていると、ちょっとめちゃくちゃグッときました。ロックバンドはやっぱりバンド自身について歌っているときが一番カッコイイ...。

最近のシネマはスゴいと時折耳にしますが、ライブが良いだけじゃなくて曲も良いということを今回は如実にわからせられました。過去最大級にシネマの音楽がしっくりきているというくらいに。

そして、ここからは余談がすぎる話。自分はビジュアルが中性的なボーカリストが「俺」という一人称で歌うのにま~~~~じで弱いです。代表曲の『great escape』しかり、シネマにはそういうのが多いので、ちょいちょいドキッとする瞬間が...。

 

 

232. フェノメナルマン / cinema staff

 

2023年リリースのシングル。

というわけで、最近の曲も聴いてみたのですが、マ~~~良すぎる!!!! 「ロックバンドはやっぱりバンド自身について歌っているときが一番カッコイイ」と上で書きましたが、これもそれ。デビューから15年も経てば、様々なことがあったことは想像に難くはありません。それこそ、あらゆるロックバンドにとって逆境でしかなかった流行り病も含め。その経験を踏まえた上で、ここに来て「僕らは加速しよう」と歌う、これはちょっとカッコよすぎますね...。

「スーパーマン」から「フェノメナルマン」へ、というつながりも含めて、ロックバンドのロマンが詰まりまくっていると思います。

 

 

233. theme of us / cinema staff

 

2014年リリースのアルバム『Drums, Bass, 2 (to) Guitars』収録曲。

というわけで、『フェノメナルマン』からの流れで改めてこちらも。上の2曲のところで書いた色々込みで、これまでよりもずっとずっとずっと良く聴こえる...。

 

 

234. 覚えてていいよ / KOTOKO

 

2004年リリースの1stシングル。

日曜日に参加したライブで聴いたからなんですが、もうめちゃくちゃ良かったですね...。ナマで聴くからこそ、歌詞をはじめとする楽曲の強度の高さみたいなところがより強く強く感じられました。アンコールラストがこの曲であるというのはもうこの上ないというところです。

 

 

235. 421 -a will- / KOTOKO

 

2005年リリースの4thシングル。

もうこれに関しては、KOTOKOさんが20周年ゆえにという補正かかりまくりです...。積み重ねてくるほどに重みを増してきている曲であるとナマで聴いてより感じました。

ほかにも印象にのこった曲はいっぱいあるんですが、5曲に収まりきらなかったので、来週も聴いているものがあったら、そちらで...!