ここ1週間で印象に残った5曲 (2024年3月第4週版)

最近の朝ごはんは専らシスコーン。栄養が取れるしなんと美味しい。これはスゴいことであると思います。

 

 

246. HEAVEN / Janne Da Arc

 

2006年リリースのラストシングル。

なんだか急に聴きたくなってこの1週間はひたすらジャンヌ漬けだったんですが、改めてイイ!! 重厚かつメタリックなサウンドとkiyoさんのキーボードのセンスフルな音色、そして日本人の琴線に触れるキャッチーなメロディーの組み合わせというのはあまりに記名性が高いですし、それでいてフロントマンであるyasuさんが持つセクシャルさでバンドの世界観がしっかり纏め上げられていると...。当時はそんなスゴさには気づかず聴いていましたが、今考えると濃い支持を得るべくして得ていたバンドだったんだなと思います。

そんなジャンヌは、バンド中期から少しずつポップな面も見せ始めたことで、J-POPというシーンで戦うにあたって引き受けるべきものを引き受けるようになったと感じられるのですが、結果的にそういったものの終着点となったのがこの『HEAVEN』であると思います。今聴くとめっちゃ平成のノリだな...なんてことも思いはしながらも、『月光花』でのブレイクをバンドの今後につなげていく必要があるというタイミングで、こういったキャッチーなものを違和感なく出せたというのはここまでの積み重ねがあったからこそであると思います。

初めて、シングルが新作として店舗に並んでいる様子を目撃したジャンヌのシングルである(『月光花』と『振り向けば...』も音楽番組で聴いて知ってはいたけれども、その時期はまだCD屋に行くということをしたことがなかった)という思い出深さも手伝って、未だにかなり好きな曲です。

 

 

247. Lunatic Gate / Janne Da Arc

 

1999年リリースの2ndシングル。

それこそ『HEAVEN』が出た後あたりに、『ONE PIECE』のEDテーマであったことが記憶の片隅に残っていた『Shining ray』目当てで借りてきた『SINGLES』というアルバムをMDに取り込んで聴いたのですが、これが私にクリティカルヒット。とくに1~5曲目までの楽曲のメロディーは初聴からツボに刺さりまくって夢中で聴いていたのですが、そのなかでも『RED ZONE』と並んで大好きだったのがこの『Lunatic Gate』です。子どもながらに「胸の空いたDress 僕が君に送るのは着せたいからじゃない そのDressをただ淫らに脱がせたいだけ」という歌詞は衝撃だったものの、いま改めて聴くとそこだけじゃなく2番Aメロ~Bメロの歌詞は全部衝撃的ですよね...。

 

 

248. -救世主 メシア- / Janne Da Arc

 

2001年リリースの2ndフルアルバム収録曲。

高校デビューのためにいっちょぶちかましてやっか!と、分不相応にも思いあがったことがきっかけでめちゃくちゃ虐められることとなった高校時代によく聴いていたのがこの曲...(悲しすぎエピソード)。

ニコ動でたまたま耳にしたことで、これまでベストしか聴いてなかったけどジャンヌってアルバムにも良い曲あるんだなぁと思って、TSUTAYAで借りてきたことを覚えています。この流れで、SIAM SHADE、ムック、ガゼットDIR EN GREYラクリマ...と、ビジュアル系バンドの曲をよく聴いていた時期もあったので、自分のリスナー史においてもかなり大切な曲であるという気がしています。

 

 

249. 本気で生きているのなら / a flood of circle

 

2023年リリースのアルバム『花降る空に不滅の歌を』収録曲。

サヌキロックで久しぶりにフラッドを観たのですが、そのセトリのなかでとくに良かった曲です。多分好きなんだけど決定的なきっかけがないということで、距離感を絶妙に保ちつづけてしまっているというのがフラッドなのですが、この曲とサヌキロックでのパフォーマンスは遂にそのきっかけに当たるものになったかもというくらいグッときました。このブログでもさんざっぱら書いてきてることですが、演者の人生や気持ちがそのまま乗ってくる曲というのに私は一貫して弱いです。

 

 

250. 灯せ / BLUE ENCOUNT

 

2018年リリースの3rdフルアルバム『VECTOR』収録曲。

サヌキロックで観たかったけど色々あって観れんかったという思いをここで供養...。セトリを調べていたら、この曲をやっていたらしくて、リリース当時好きでよく聴いていたなあ...と懐かしくなりました。代表曲『もっと光を』とも連なるような、「光」をテーマにした楽曲で、シンプルながらも力強い歌と演奏が胸に迫ります。