今週の週刊少年ジャンプ 感想 (2024年18号)

夜桜さんのアニメって夕方枠なんだ~と思いつつ、たしかにそういうキャッチーさはあるよなあと改めて思うところです。

 

 

印象に残った作品と感想

僕とロボコ (センターカラー)

「考察」をテーマに、ボケ倒すロボコに対して、ツッコミまくるボンドという構図が、ちょっと漫才っぽいなあと思いました。

アオのハコ

場面は一気に決勝戦へ。遊佐くんには最早あっさりとすら言えるくらいの描写の上で負けてしまうというところで、疲労はあったとはいえども、ふたりのあいだにある力量の差を強く感じさせます。それにしても、ここ数週の三浦先生の筆の乗りっぷりはすさまじいものがあると思っているのですが、それによって針生先輩がもうとんでもなく魅力的なキャラであるという風に感じられているところです...。

僕のヒーローアカデミア

憎しみの感情が消え、死柄木に残ったのは仲間である敵連合の仲間に対してヒーローでいたいという想いだったということで、物語も大詰めというタイミングで死柄木が持つヒーローへの憧憬が提示されるのがグッとくるのですが、ここで登場したAFOが告げる「何一つ選んでなどいない」というのは?

ウィッチウォッチ

バレンタイン回かと思って読んであたら、いつぞやぶりのTS...。女子になった途端打ち解けまくっているのと、「森ひとみ」という名前がじわじわ面白いです。

呪術廻戦

ミゲルだけでなく、ラルゥまで登場。形勢逆転かと思いきや...。この呪いの王、まじでどうやって倒すの?

超巡!超条先輩

女の影がない先輩に一通のメッセージが? ということで、前々回・前回に引き続きの登場となる由基さんを交えて尾行するのですが、美形キャラの由基さんが「オッサン」とか「おじさん」とか言われまくっているのがまじで面白かったです。

カグラバチ

楽座市当日。サブタイトルにもなっている「Mr.イナズマ」は今章においてかなり重要なキャラになりそう...とかなんとか思うところです。そして、やっぱり外薗先生はワクワクさせる絵を描くなと思う次第。この一枚絵のインパクトという点において、サカモトと競合するということを初期は言われていた記憶もありますが、作品が纏うムードの違いもあって、今となってはしっかり差別化されているなあと思っています。

Dear Anemone

適合しているのはハチウエくんだけではなかったという展開。これは率直にワクワクしますね...。ということは、あの天パの友だち(名前を忘れた)も? それにしても、アネモネと白衣着た子(名前を失念。ちなみにキャラの感じがかなり刺さってます)がただならぬ関係であることは問答からわかる...というところなのですが、そんななかで出会って間もないアネモネを信用して「嫌いなんですか?」と問うことができるハチウエくんの胆力たるや...。

鵺の陰陽師

四訥萌え回でした.........。過去のトラウマを通したヘビーな気持ちを描いているだけに、こういう軽いことばで書いていいのか悩むところですが、萌えてしまったんだからこれはもうしょうがない...。そして、膳野...。お前、そんな出てこないのにホントいいキャラしてるよな...。

魔々勇々

エンドの過去が想像していた以上に...。そして、羽化した瞬間の描写(頭蓋骨に蝶がとまっている絵)、倒錯したエヴァンへの愛情......今週は林先生の迸るセンスにやられてしまいましたね。

ツーオンアイス

今週は隼馬・綺更ペアの演技。影がより深く濃く色付くのは眩い光があるからこそ、ということで、前々回、前回でフィーチャーされたたっくんのそれとはまさに対照的なもので、それを見ているたっくんの表情がまた切ない...。ここまでで積み重ねてきたふたりの信頼関係を軸に、あまりに鮮やかなタイトル回収回となりました。

ルリドラゴン

じぶんがドラゴンであることに対して、割と吹っ切れてきたかんじもあるルリちゃんですが、ここで体育祭実行委員への参加を提案され...。というところで、来週からは紙本誌に載ることはなくなるということで、(実質)ジャンプラへ移籍。とはいえ、電子版には隔週掲載で載り続けるので感覚としてはそれほど変わらず。今後も楽しみにしています。

 

 

良かった3作

1. 鵺の陰陽師

2. ツーオンアイス

3. 魔々勇々