G W 終 了 の お し ら せ
- 276. タイムパラドックス / Vaundy
- 277. She Is Inside, He Is Outside / MASS OF THE FERMENTING DREGS
- 278. FAR EAST DISCO / Wienners
- 279. 預言者 / Tempalay
- 280. わんだふるぷりきゅあ!evolution!! / 吉武千颯
276. タイムパラドックス / Vaundy
TikTokで耳に入って良いな~と思ったんだったか、はたまた違うきっかけだったか......ちょっと忘れたんですが、めちゃめちゃ良いな~と思って今週くりかえし聴いていました。
VerseとChorusをくりかえすという海外のポップミュージック的な楽曲構成なのですが、そんななかでこの楽曲をしっかりとJ-POPとして違和感なく聴かせるのは、シンプルな演奏を基調としながら後半にかけすこしずつビルドアップしていく楽曲構成(大げさすぎないのがまた絶妙!)と、巧みなボーカルワーク、そしてなによりも超超超キャッチーなメロです。ここらあたりのバランスを高いレベルで成立させた上で、しっかりとタイアップ先にも寄り添い、結果として大ヒットとなっているのがとんでもない...。
個人的に、Vaundyはその多作っぷりとか生み出す音楽のジャンルレスっぷりに振り落とされてからそれっきり、つぶさに新曲をチェックするということはしていなかったりするのですが、リリースのたびにちゃんと毎曲チェックするということをやはりするべきなんじゃないのかと、たまたま耳に入った楽曲がブッ刺さるということが起こるたびに思います。
277. She Is Inside, He Is Outside / MASS OF THE FERMENTING DREGS
2ndアルバム『ワールドイズユアーズ』収録曲。
マスドレの海外人気がスゴいという話を目にして、そういえばまだ聴いたことなかったな~...と思い再生。見事にブッ飛ばされることになりました。
3rd→2ndという順番で聴いたなかでこの曲がいちばんキたのですが、イヤ~~~~もうギターリフの必殺っぷりですよね......。
こういった類のサウンドを得意とする日本のロックバンドが海外において一定の支持を得ているという事実、世界の一部の人たちにとっては共通言語が爆音のロックミュージックに成り得るということで、非常にロマンがあるなと思います。ロックバンドのドキドキは国境を越える。
278. FAR EAST DISCO / Wienners
2020年リリースの5thフルアルバム『BURST POP ISLAND』収録曲。
なんのきっかけもなく、ひさしぶりに聴いていたらやっぱり良い曲すぎた......。メロディーがやたら涙腺にくる......。
コロナ禍のはじめ頃にリリースされて聴いていたのがこのアルバムだったのですが、自粛期間が長くなるにつれ、そして個人的な事情で生活が逆境へと向かっていくにつれ......ロックバンドの活動を追える精神状態ではなくなっていった(そういった特異な状況ゆえにSNSが荒れまくりTwitter自体を開きたくなくなった結果として、情報から遠ざかってしまったというのもあります)ので、好きなロックバンドの新譜をワクワクを以てしてチェックできていたのって、コロナ禍の制限が強く感じられていた時代のなかではこの時期が最後だったように思います。
秋口にもなってくると聴く音楽の傾向がそれまでとはまったく真逆の、ライブ会場に赴いて補強することを前提としなくとも楽しめるようなもの(例えば、もう解散・休止してしまったバンドのものとか、ボカロ曲とか、はたまた自分とは絶対に交わらないであろうカルチャーの音楽とか)が主となってしまっていたという覚えが。
なんというか、本作を聴いているとあの時期のいろいろ入り混じったきもち(言語化できない)が蘇ってくるというか、そんなかんじがいまだにありますね。
279. 預言者 / Tempalay
先日リリースされた6thフルアルバム『((ika))』収録曲。
Tempalayはコロナ禍前はワンマンにも足を運ぶほどに好きなバンドで、2020年3月?4月?5月?に行われる予定だったワンマン大阪公演のチケットも入手して参加を企てていたというくらいだったのですが、↑の『FAR EAST DISCO』のところで書いたようなやつですっかり活動から遠ざかってしまい......。2021年にリリースされた『ゴーストアルバム』もちゃんとフィジカルで購入していたのに聴いてすらない、なんならいまだに開封すらしていないというアリサマに。
ということで、この新譜リリースのタイミングこそ出戻りする好機なのでは!と思い、『ゴーストアルバム』ともども聴いてみた次第です。正直、どちらも一聴では掴めなかったというところが正直なところだったのですが、『((ika))』に関してはなんかひっかかる感じがあり、何度も聴いているうちにズブズブと......。思えば、Tempalay自体を聴きはじめたときもそんな感じだったような気がしますね。
で、そんな『((ika))』は70分を超える超大作であることで、中盤あたりで濃ゆくてディープな一面を見せる瞬間というのがあったりするのですが、そんななかでこの『預言者』(小原さんとAAAMYYYさんのツインボーカルなのですが、これがスゲーいい)とか『Room California』、またこれまでリリースしてきたシングル群なんかのキャッチーな楽曲があるおかげでアルバムとしてのバランスが絶妙なかたちで保たれているなと感じるところも。そういうわけで聴きごたえありまくり。まだまだ長いこと聴いていけそうなアルバムです。この勢いで『ゴーストアルバム』ももういっかい聴いてみます。
280. わんだふるぷりきゅあ!evolution!! / 吉武千颯
『わんだふるぷりきゅあ!』OPテーマ。
これまでプリキュアには触れてこなかった人生だったのですが、なんとなく観てみたらこれがなかなかおもしろくて......(とはいえ、最近はあんま観れていないんですが)。
で、このOP主題歌。むかしのプリキュアの主題歌のイメージ(あの最初のやつ)が強烈すぎていたため、子ども向けアニメOP特有のいなたさが殆どないことにビックリしました。もう普通にアニソンのそれというかんじ(EDの制作はアニソン名曲を世に送り出しまくっているヒゲドライバーさんでしたし...)。かつてはアニソンばっか聴いていた自分のストライクゾーンド真ん中にブッ刺さってくるやつです。そして、なによりも、最終盤のサビメロと入れ替わり立ち替わるようにぶちかまされるあのギターソロが最高すぎ......。これめちゃめちゃ好きなんですよね.......。具体例が『Unmei♪wa♪Endless!』くらいしかぱっと思い浮かばないですが......。